明治期=日本の近代に、新しい学問「美学」はどのように立ち上がったのか?芸術諸分野での固有の美意識との格闘、その現場を今、辿る。
1938年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。大阪大学名誉教授、前・立命館大学大学院教授、博士(文学)。専門は美学・芸術学。著書に、『芸術学ハンドブック』(潮江宏三・島本浣と共編著、勁草書房、1989)、『シェリングとその時代─―ロマン主義美学の研究』(行路社、1996)、『近代日本「美学」の誕生』(講談社学術文庫、2006)など。訳書に『ドイツ・ロマン派風景画論―─新しい風景画の模索』(仲間裕子と共訳、三元社、2006)、金英那『韓国近代美術の百年』(監訳、三元社、2011)などがある。 「2018年 『芸術は世界といかに関わるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」