「日本人と英語」の社会学 −−なぜ英語教育論は誤解だらけなのか

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著者 : 寺沢拓敬
  • 研究社 (2015年1月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784327378219

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「日本人と英語」の社会学 −−なぜ英語教育論は誤解だらけなのかの感想・レビュー・書評

  • 日本人の英語力は本当に低いのかなど、日本人の英語にまつわる命題を世論調査の結果に基づいて定量的(=統計的)に検証した本。

    例えば、「英語ができる人は年収が高い」という命題は、親の年収とか学習年数等他の条件が同等で、英語だけできる/できないという条件で比較すると、否定されるらしい。

    結論だけ知りたいのであれば、最終章だけで事足りる。

  • 膨大な統計資料をRで分析し、英語に関する俗説をことごとく痛快に論破している.このような社会学的アプローチは政策立案者にとって非常に重要であるのもかかわらず、俗説をペースにことを進めている大ばか者が多い.文部科学省がその典型だ.反省すべきだ.Rを勉強中なので多くの事例があり参考になった.

  • なんとか読了~

  • 2015.4.26市立図書館
    「日本人と英語」をめぐって巷に流布する言説、たとえば「英語ができれば収入アップ」「女性は英語が好き」「英語の必要性は増す一方」といったことばに根拠はあるのか、きちんとした統計資料を適切に読み取ることでこれまで素朴に信じられてきた(喧伝されてきた)言説の当否をばっさばっさと斬っていく。最終的には、れっきとした政策提言や研究論文にさえ引用されることがある多くのの言説には根拠がなく、データを見るとまったく当たっていないこともままある、という結論。
    さんざん踊らされてきた人が読めば眼から鱗というかがっくりくるかもしれない(でも、冷静に考えればこんなものよね)。文科省の教育政策に関わる人達の感想が聞きたい。

    でも、これ言語学(英語)じゃなくて、社会学の棚にあるべき本じゃないかしらね? まあ、英語教育関係者に読んでもらうには830に並んでいたほうがいいか。

  • 著者:寺沢拓敬(社会言語学・応用言語学・英語教育史)
    ……以前に、『「なんで英語やるの?」の戦後史』(研究社、2014年)を書いたひと。


    【目次】
    序章 はじめに

    第I部 英語力・英語使用
     第1章 英語力――「日本人英語話者」とはどのような人か?
     第2章 教育機会――英語話者になれたのはどのような人か?
     第3章 英語力の国際比較――「日本人」は世界一の英語下手か?
     第4章 英語使用――どんな人が英語を使っているか?

    第II部 語学
     第5章 英語学習熱――「語学ブーム」は実際どれだけのものなのか?
     第6章 英語学習者数の推移――どれだけの人が英語を学んできたか?
     第7章 英語以外の外国語の学習に対する態度

    第III部 仕事
     第8章 必要性(1)――「これからの社会人に英語は不可欠」 は本当か?
     第9章 必要性(2)――英語ニーズは本当に増加しているのか?
     第10章 賃金――英語ができると収入が増えるのか?
     第11章 職業機会――英語力はどれだけ「武器」になるのか?

    第IV部 早期英語教育
     第12章 早期英語教育熱――小学校英語に賛成しているのは誰か?
     第13章 早期英語学習の効果――早期英語経験者のその後は?

     終章 データ分析に基づいた英語言説批判

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「日本人と英語」の社会学 −−なぜ英語教育論は誤解だらけなのかの作品紹介

★氾濫する「英語言説」をデータに基づき徹底検証
「日本人は英語下手」「これからの社会人に英語は不可欠」「英語が出来れば収入が増える」は本当か?「日本人と英語」についての様々な通説・俗説を、計量分析の手法を用いて批判的に検証し、英語学習や英語教育の実態を浮き彫りにする。
『「なんで英語やるの?」の戦後史』で英語教育史に新風を吹き込んだ著者による、データに基づいた明晰な英語言説批判。

「日本人と英語」の社会学 −−なぜ英語教育論は誤解だらけなのかはこんな本です

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