英語ライティング実践講座: Write the way you talk

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  • 研究社
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784327452001

作品紹介・あらすじ

主語の選択や句読法などの基本から、メモやEメールなどの書き方、フォーマルな文体・レトリックの使い方まで、英語ライティングに必要なテクニックを余すことなく身につけることができます。

感想・レビュー・書評

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  •  日本人が直訳して不自然になってしまう英語、日本人特有の冗長な表現を多数取り上げ、もっと簡潔で分かりやすい、自然な表現をビジネスパーソン向けに紹介したもの。「朝日ウィークリーに連載したコラム『通じる英文の書き方』」が元になっているらしいので、全体として内容もレベルも中高生の学習者向けではないし、さらに既にある程度英語ができる人向け。
     と言っても自分は英語の教員なので、日本人が犯しやすい英語のミスや不自然な部分という話では、日々の授業に活かせそうなところとか、自分自身の英語の確認とかできて、それなりに面白かった。
     役に立った部分をいくつか。実はおれもずっと間違っていた、と思ったことは、「荷物預かってもらえますか」って旅行でホテルの人にCould you keep my baggage?とか言ってた。Can I check my baggage?って言えなかったなあ。何の違和感も持たずに使っていたので、反省。というかこれこそ教えてもらわないと無理だよなあ。「〜だが」を全部butにしない、本当の逆説は何か、という話があったけど、分かっているんだけど難しいなあと思う。p.32の例とか、なんか違和感なく読んでしまった。あとitとthatの違いって、色々読んだ中でも分かりやすかった。「thatは前の文全体を指す」(p.36)で、例えばDon’t let him drive. ( ) dangerous.の( )はit’sが入る(let him driveの部分、文の一部だから)、というのが分かりやすい。あとgeneral public (p.41)は変とか、officeは使わず、go to workとか、at homeに対応するのはin the workplace (p.43)とか。あと、前置詞のbeforeのところで、ぜひ「彼は仕事より家庭を大切にする」He puts his family before his job. (p.60)って文を紹介したい。lodge a complaint(クレームがある)とか、requests the pleasure of your company (p.73)っていう手紙文の例とか、勉強になる。
     ビジネスやサービスで出てくる文をたくさん読むことになるので、実はTOEICを受ける人とかにも結構役に立つ本だと思った。
     この年度初めは『読解のための上級英文法』を読んで、リーディング面での中級から上級へ向かうための本を読んだが、この本はそれのライティング版という感じだった。(26/04)

  • 本当に実践的な英語の使い方が一杯

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著者プロフィール

ケリー 伊藤(Kelly Itoh)
1954年生まれ。米国ではミネアポリスのニュース専門局で活躍。日本では企業研修、執筆活動やオンライン指導を精力的に展開している。著書に『英語ライティング講座入門』『英語パラグラフ・ライティング講座』『英語ライティング実践講座』『英語ロジカル・ライティング講座』(研究社)ほか多数。インターネットアドレスは http://kellyslab.com/

「2020年 『ビジネス英語便利帳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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