- Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
- / ISBN・EAN: 9784327452544
作品紹介・あらすじ
英語と格闘しながら哲学を学ぶ。代表的哲学者の英語をそのまま収録し、その思想のエッセンスを英語を通して知ることができる。
感想・レビュー・書評
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英語で哲学の文章を読むことは少ないし、しかも解説がついているからストレスがたまりにくい。
サンデルは貧富の差があるところに、どちらに正義があるか説いている。
ライルは反論を並べ立てて意志の居場所を少なくしている。
マッキンタイアはゲームに勝つことによって得られるお菓子のために勝とうとするのか、ゲームそのものの喜びから勝とうとするのかを区別した。
ウィリアムズは道徳心の少ない人に何を足せばいいのかを論じた。なすすべのないサイコパスと比較して。
アンスコムは私というものが特別な地位にあることを示した。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
◆ 研究社
http://webshop.kenkyusha.co.jp/book/978-4-327-45254-4.html
紹介文:“マイケル・サンデルをはじめとする現代の代表的な哲学者の論文から英語をそのまま引用して、英語と哲学を同時に学ぶことができるユニークな「英語リーディング演習+哲学解説書」です。各分野を専門とする若手研究者が、それぞれの思想のエッセンスのつまった文章を抜粋して、教育的な配慮のもと英語と哲学の解説をおこないます。最高レベルの英語に触れることで、難しい英文を読むのがもう怖くなくなります。”
◆ 『英語で読む哲学』第4講正誤表
http://seesaawiki.jp/kbyak/d/%A1%D8%B1%D1%B8%EC%A4%C7%C6%C9%A4%E0%C5%AF%B3%D8%A1%D9%C2%E84%B9%D6%C0%B5%B8%ED%C9%BD
【目次】
はじめに(入不二基義)
第1講 理屈の闘い ――サンデルの『正義』を読む (北野安寿子)
第2講 ギルバート・ライル『心の概念』(小池翔一)
第3講 アラスデア・マッキンタイア「美徳とは何か」 (小山 悠)
第4講 脱道徳家 vs 人間らしさ ――バーナード・ウィリアムズ「脱道徳家」(壁谷彰慶)
第5講 エリザベス・アンスコム「一人称」 (今村健一郎)