ペンギンが空を飛んだ日―IC乗車券・Suicaが変えたライフスタイル (交通新聞社新書)

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著者 : 椎橋章夫
  • 交通新聞社 (2013年8月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784330395135

ペンギンが空を飛んだ日―IC乗車券・Suicaが変えたライフスタイル (交通新聞社新書)の感想・レビュー・書評

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  • 国際ブランドから完全に独立した決済手段を開発してエコシステムを作り上げたのはエポックメイキングな出来事。
    新たな決済手段を構築するとき、いかに国際ブランドから独立していけるかをはじめに検討するべき。

  • SUICA開発物語
    文章はこなれておらず、しかも前半部分にはやたらと「詳しくは後で述べるが」というような記載が多く、読みやすいとはいえないけれど、著者の粘り強い人柄が伺え、好感のもてる書きぶり

    100戦100勝もしくは100分をよしとする社風の中、前人未到の巨大システムの構築、よくやったなぁという感じ。

    SUICAの技術的な内容はあまり書かれていないがシステムの概要はよく分かる。ユーザーインターフェースについても普段われわれが意識していないような細かい検討を重ねた結果、今の形があるということもよく分かる。

    ・磁気式カードは機械にカードを通すので時間がかかる。非接触式ICカードは当時、リードオンリーのもののみであった。データセンターと通信をする必要があり、これも処理速度の点で無理があるのではないかと考えられた

    ・バッテリーは内蔵させると厚みが1センチぐらいになってしまうため、これはせずに通信ごとに電波で電力を供給する

    ・「かざす」と言っている時は人によっては0.2秒ほどしか通信領域にカードを留めず、読み書きに必要な時間が確保できなかったが、「タッチ・アンド・ゴー」と言うようにしてからはパネルに向かってV字型の動きになり時間が稼げるようになった

    ・SUICAカードは20件のデータを持っている。機器の端末は3日分のデータを持ち、センターサーバーは26週分(それを超えた分はデープにバックアップ)を持っている。各駅にもサーバーがあり、駅内の改札での情報は一旦、駅サーバーに貯められる。改札を通るたびに中央のサーバーにいくわけではない)
    つまり、カードの不具合があっても20件分は復活できるし災害が起こっても三日間はネットワークなしで作動できる。

    バスはネットにはつながっておらず、メモリーカード。運転手がバスを降りる時にこれをサーバーに転送している。

  • Suicaプロジェクトの記録
    ・「かざす」から「タッチ・アンド・ゴー」に変えただけで、使う人の行動が大きく変わった。⇒メンタルモデル
    ・いきなりフィールドに出さない⇒線路を入れ替えた時など、必ず最初に本番の列車は走らせない。
    ・ものづくりの3つのキーワード、「人」「心」「物好き」。ひとづくりの3つのキーワード、「教える覚悟」「育てる覚悟」「公開する覚悟」。

  • 読了。

  • 同じくSuica本。こちらの方が多少詳しく書かれてはいるが、あくまで新書である。Suicaのシステムや技術について、まとまって読みたかったのだかネットの方が詳しかった。

  • ワークショップ「はじまりの瞬間(とき)」:"本日の一冊"本

  • Suicaを作り上げた椎橋さんの奮闘の記録。JRという「石橋を叩いても渡らない」会社において大きなイノベーションを起こした背景には地道な研究と社内調整があったことが伺える。
    イノベーションを起こすのは魔法でもひらめきでもなく、こういうじみちなことの積み重ねなのだと感じた。
    交通新聞社の発行だけあって、内容や書き口が一般向けになり切れていない部分は惜しい。

  • ただのSuicaがヒットするまでの軌跡ではない。
    自分は学生だから仕事が本当にどんなものかは分からないけれども、仕事ってこういうことなのかもしれない。
    この本は仕事とかやりがいとか、きっと社会に出てヒントになるものが沢山散りばめられていると思う。
    就活生や社会人になる前に読んでおきたい本である、と思う。

    ただし終盤のSuicaとそれ以外のカードの相互利用のところでは、それまでの努力したこととかが緻密に書かれていたのとは逆に結果しか記されていなかったのが物足りなく、単調で残念だった。

  • ★4 Suicaすげー。プロジェクトの壁を乗り越えた凄い発想がサラリと描かれていて、それが逆に実際に問題にあたる人の感覚の生々しさが伝わってくる。こんな仕事してみたいと妬けた。

  • Suicaが当たり前のように日常生活で便利に気軽に使われてますが、導入されるまでの苦労がぎっしり詰まった一冊です。

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ペンギンが空を飛んだ日―IC乗車券・Suicaが変えたライフスタイル (交通新聞社新書)の作品紹介

それはたった二人だけのチームから始まった!JR東日本のIC乗車券カード「Suica」は、会社はおろか鉄道インフラという枠も超え、生活インフラの変革までもたらした。最初は誰からも期待されていなかったこのプロジェクトは、いかにして成功していったのか。研究開発の頓挫、試験の大失敗、気の遠くなるような作業、重大事故…限りなく無謀な挑戦の裏にはいつも、"理想の一念"があった。ますます進化するSuicaを創成期から支えてきた著者が明かす、激闘の記録。

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