東京総合指令室 - 東京圏1400万人の足を支える指令員たち (交通新聞社新書072)

著者 :
  • 交通新聞社
3.64
  • (5)
  • (25)
  • (8)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 167
感想 : 19
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784330507149

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • たまに新幹線の指令所での訓練がニュースになったりするが、在来線でも同じように運行管理をしていることを理解している人は少ないと思う。そうした縁の下の力持ちにスポットを当てた貴重な書。
    ただ、もっと詳しい人に取材しても良かったのでは、と思う箇所がある。

  • 東京近郊のJR駅の行き先別案内表示や、車内での他社線の遅延情報などは、この東京総合司令室の情報が基になっているとのこと。今ではすべての電車がどこを走っているか一目で分かるようだが、20年前はどの電車がどこを走っているかは分からなかったらしい。でも、その運行状況は今とそれほど変わらないように感じる。現在のシステムでは複数の列車に同一の文字情報をいっせいに送ることで、伝達ミスを防止しているようだ。

著者プロフィール

川辺 謙一(かわべ・けんいち)
交通技術ライター。1970年生まれ。東北大学工学部卒、東北大学大学院工学研究科修了。メーカーで半導体材料などの研究開発に従事した後に独立。鉄道・道路・都市に関する高度化した技術を一般向けに翻訳・解説している。おもな著書に『図解・地下鉄の科学』『図解・首都高速の科学』『図解・燃料電池自動車のメカニズム』(講談社ブルーバックス)、『東京総合指令室』『図でわかる電車入門』(交通新聞社)、『東京道路奇景』『日本の鉄道は世界で戦えるか』『東京 上がる街下がる街』(草思社)などがある。

「2022年 『世界と日本の鉄道史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

川辺謙一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×