あの日、「ライ麦畑」に出会った

  • 廣済堂出版
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本棚登録 : 67
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784331509906

作品紹介・あらすじ

永遠の青春小説『ライ麦畑でつかまえて』、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』エッセイ・アンソロジー。12人の人気作家が描く忘れかけているあの頃の記憶。

感想・レビュー・書評

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  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/549849

  • ライ麦畑を読んで文学者になった。文学者になって再びライ麦畑を読んだ。それだけ影響力のある本だったとは知らなかった。映画「サリンジャー」を観て、本の作者は戦争体験で戦争の恐怖を引きずって生きていた。そうした体験からあの青春のバイブルとも言うべき作品が出来上がったのだ。若者では書けない、人生の底を見たものだけが書ける深淵が若者言葉の中に隠されていたのだろう。もう一度読んでみよう。宝探しをするように。

  • 2013.10.09 読了

  • 300

  • サリンジャーの著名な作品、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』について、多数の作家が語ったアンソロジー・エッセイ。
    寄稿しているくらいだから当然なんだけど、みんなホールデンが好きなんだなぁ。
    彼の青さに苛立ってしまった「退屈な大人」の一員である自分には同様の思い入れがないせいか、それぞれの作家の熱い思いにへえ、と感心するほかない。前述の作品が好きな人には楽しい一冊かも。

  • 青春!

  • 『ライ麦畑でつかまえて』を読んだこともなければ執筆陣の名前も半分しか知らないけど、中村航だけを目当てによんでみた。中村航だけ読めれば満足。
    加藤千恵のは、女子高生が無理やり書かされた読書感想文みたいで笑えた。
    村上春樹の「キャッチャー・イン・ザ・ライ」のおまけで出版されたみたいで、「ライ麦」への思い入れの薄い文章の方が多い気がする。
    でもとりあえず、大人になる前に『ライ麦畑でつかまえて』を読まなくちゃいけないな、と思った。当分先になるだろうけど。
    <div align=right>(04.12.8 読了)</div>

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著者プロフィール

1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年『幸福な遊戯』で「海燕新人文学賞」を受賞し、デビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で、「野間文芸新人賞」、2003年『空中庭園』で「婦人公論文芸賞」、05年『対岸の彼女』で「直木賞」、07年『八日目の蝉』で「中央公論文芸賞」、11年『ツリーハウス』で「伊藤整文学賞」、12年『かなたの子』で「泉鏡花文学賞」、『紙の月』で「柴田錬三郎賞」、14年『私のなかの彼女』で「河合隼雄物語賞」、21年『源氏物語』の完全新訳で「読売文学賞」を受賞する。他の著書に、『月と雷』『坂の途中の家』『銀の夜』『タラント』、エッセイ集『世界は終わりそうにない』『月夜の散歩』等がある。

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