はげまして、はげまされて~93歳正造じいちゃん56年間のまんが絵日記~

著者 :
  • 廣済堂出版
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感想 : 89
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784331515815

感想・レビュー・書評

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  • 当たり前の生活、家族が、
    愛おしく切なく、笑える。

  •  著者の竹浪正造さんがずっと書き続けてきた絵日記。
     書かれた時代によって、内容もそうだけれど、みんなの服装とか、周りの雰囲気とか、そのときのことが分かって楽しい。
     単にこうした絵とか文章を真似て書くことは出来るけれど、やっぱり絵日記、そのとき感じたことが素直に書かれていて、その込められた気持ちは真似できないと思う。
     楽しい思い出ばかりでなく、結構激動の生涯でびっくりした。

  • 何十年も絵日記で家族を記録し続けた、正造さんすごい!そして、どのページにも家族への愛情があふれてる。
    素敵な本だった。

  • 何とも心温まる一冊です。
    タイトル通り、93歳の正造おじいちゃんが昭和29年の大晦日よりずっと、56年間つけた絵日記がそのまま本になったのもの。
    今ではその大学ノートも2300冊近くになり、平成23年には「ナニコレ珍百景」という番組で紹介されたそうです。
    私はその番組で紹介された事も知らなくて、この本の存在はランピアンさんの本棚で見つけて知りました。

    昭和のまだ物のない頃の家族の暮らしぶりがつぶさに伝わり、その中に溢れんばかりの家族への愛を感じます。
    絵日記はそのまま載せられていて、文章もそのまま載っていますが、分かりやすいように活字でも紹介されています。
    8章に分かれていて、最初は正浩君が3歳の時から、子供が成長し夫婦二人暮らしとなり、最愛の妻に先立たれ、そして現在と順を追って載っています。

    やはり最初の頃、正浩君が小さくてヤンチャ盛りの頃の話が面白いと思いました。
    絵もカラーで力強くてどれも生き生きとしています。
    父親がよくここまで小さい子供の様子を見ているもんだ、とその優しい目線に感動。
    そして、感性の豊かさとユーモアに感心しました。
    家族の歴史がそのまま、人生の歴史、世の中の歴史にもつながっていて、ず~っと続けていくことの素晴らしさを感じました。
    とっても素敵な本です。

  • 最近私が注目している、90歳を超えてなお呆けずに元気でおられるご老人の条件を満たしていたことに驚く。長生きのヒントと秘訣がここに。

  • テレビで紹介されてたので。
    絵と文章に癒される。笑えるし、うるっともする。

  • 現在94歳の正造さんが 36歳のころから
    家族の出来事を描いた絵日記を抜粋してまとめた本です。
    長男の毎日のやんちゃぶりが
    ネタになると描き始めたノートも
    現在進行中で 2,300冊にものぼるとか。
    絵も文章もやさしく 家族愛にあふれ
    温かな気持ちになります。

    「ほぼ日」でも 特集されています。
    http://www.1101.com/hagehage/2012-09-26.html

  • あったかい気持ちになれました。
    正造じいちゃん、長生きしてね。

  • 描いてある内容は楽しいんだけれど、胸にジーンときて泣けてくる良い本(ToT) こんな風に絵が描けて文と共に記録を残せるのは素敵な事だなぁ(^^)憧れるけれど困ったことに自分には画才も文才も無い(--;)

  • 私の知る戦前生まれの男性は、無口で愛情を表に出さない人ばかりだったので、この本に出会った時は目からウロコ⁈。何と正造じいちゃんの家族愛の豊かな事か!
    読み進めるうちに、自分も娘か孫にでもなった気持ちで一緒に笑い、一緒に涙し、はげまされていました。
    母さんへの手紙に書かれた「あの奇跡」が、これからは家族一緒に幸せになるぞ!という正造じいちゃんのあふれんばかりの愛情の源だったのですね。
    出来る事ならば、正造じいちゃん家のダンボール箱に詰まった絵日記全てを読んでみたいです。

著者プロフィール

大正7年、青森県北津軽郡鶴田町生まれ。満州鉄道などに勤務後、鶴田町議会議員や町内会長などを務める。平成元年、ツル多はげます会を創設。著書に昭和の暮らし絵日記『はげましてはげまされて』などがある。

「2016年 『ハゲ川柳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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