現代ジャズ解体新書 ~村上春樹とウィントン・マルサリス (廣済堂新書)

著者 :
  • 廣済堂出版
3.40
  • (1)
  • (2)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 78
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784331518434

作品紹介・あらすじ

1980年代のウィントン・マルサリスの登場以降、「つまらなくなった」と言われてきたジャズ。評論家が無口になる中で作家・村上春樹は『誰がジャズを殺したか』の一文で、現代ジャズへのとまどいを綴った。果たして本当にジャズは死んだのか?そもそも流布されてきた「ジャズの歴史」は本当にジャズの歴史なのか?ジャズ評論の第一人者が、ジャズの今日的な捉え方を模索した力作。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • しっかりとしたジャズ論を読んだ感じ。マルサリスのジャズがつまらない理由ひいては80年代以降のジャズが「予想の範囲内」に収まってしまったのは何故か、という視点はかねがね気になっていたので参考になった。それにしてもバップ期のジャズが好きな筆者が、00年代以降のロバート・グラスパーやマッドリブに最もジャズを感じるというのは面白い。

  • たしかにジャズって何なんでしょうね?
    今、ジャズって、あるのですかね?
    そもそも、
    そんな事、考える必要あるんですかね?笑
    永遠の初心者である私が言えるのは、
    ジャズはジャケットやな笑
    それを観て、ピン!とくるか否か。
    それはやっぱり昔のほうが断然カッコイイ!
    と思います。
    あとはスマホで聴けばいいんじゃないですかね。
    無理せんと。アーティストも曲名も覚えやすいし。
    気に入らんかったら、消せばいいし。
    ダメなんかな?こんな聴き方。

  • 縲?縺疲?雍医>縺溘□縺阪∪縺励◆縲

    縲?繧ク繝」繧コ縺ィ縺?≧髻ウ讌ス縺ョ迴セ蝨ィ縺ョ迥カ豕√r縲√?後え繧」繝ウ繝医Φ繝サ繝槭Ν繧オ繝ェ繧ケ縺ョ髻ウ讌ス繧偵←縺?拷縺医k縺九?阪→縺?≧隕也せ縺九i隕狗峩縺励?∵搗荳頑丼讓ケ縺ョ繧ク繝」繧コ隲悶r謇ケ隧輔☆繧九%縺ィ縺ァ繧医j遶倶ス鍋噪縺ォ邨?∩遶九※縲√ず繝」繧コ縺ョ豁エ蜿イ繧貞?讒狗ッ会シ医?隧ヲ縺ソ繧抵シ峨☆繧九%縺ィ縺ァ縲√ず繝」繧コ繧貞?螳夂セゥ縺吶k縲
    縲?譁?ォ?縺ォ蟆代@譚台ク頑丼讓ケ縺ョ蛹ゅ>縺梧キキ縺倥▲縺ヲ縺?k繧医≧縺ォ諤昴≧縺ョ縺ッ縲∫ゥソ縺。驕弱℃縺ァ縺励g縺?°縲
    縲?荳ュ螻ア蠎キ讓ケ遽?縺ッ謨」隕九&繧後k縺代l縺ゥ縲?0蟷エ蜑阪h繧顔黄閻ー縺ッ譟斐i縺九¥縲√◎繧後〒縺?※逅?キッ謨エ辟カ縺ィ隲悶r螻暮幕縺励※縺?∪縺吶?ゅb縺ョ縺吶▲縺」縺」繝サ繝サ繝サ縺」縺斐¥髱「逋ス縺??
    縲?蟾サ譛ォ縺ョ譟ウ讓ょ?髫?&繧薙→縺ョ蟇セ隲??縲√∪繧九〒縲皿iles Smiles縲上?Miles縺ィTony縺ョ繧医≧縺ァ縺吶?

    縲碁哩骼也噪縺ァ蛛懈サ槭@縺溽ゥコ髢薙↓縲√>縺九↓鬚ィ遨エ繧帝幕縺代k縺九?阪→縺?≧轤ケ縺ァ縲∫ァ√′螻?k迺ー蠅?↓繧ょソ懃畑縺ァ縺阪◎縺?〒縺吶?
    縲?縺。縺ェ縺ソ縺ォ縲∵ャ。縺ョ譛ャ縺ッ縺ィ縺ヲ繧ゅざ繝シ繧ク繝」繧ケ縺ォ縺ェ繧翫◎縺??√→縺ョ縺薙→縲よ悄蠕?@縺溘>縺ァ縺吶?

  • 巻末の対談のみ★★★★の星4つ評価。これをメインにして注釈と補講で1冊の本にすればよかったのになぁ。
    柳楽「ジャズ喫茶はクラブに比べ音の解像度が高い」というのは激しく同意。ドミューンも解像度高いけれど、音の解像度というのは近頃の音楽を聴くうえでの鍵かも。

  • エッセイみたいなものだがすごく正直な気持ちが出ていて共感し、感動した。

  • テクニックについては別として、感じ方はその時々によって変わるから、話半分で読みます。。。

    廣済堂出版のPR
    http://www.kosaido-pub.co.jp/new/post_2142.html

  • ジャズの歴史認識にも、もはやヘーゲル史観やダーウィン進化論を土台とした近代主義を超越した(大げさ過ぎか?) ニーチェ流の系譜学の導入が必要(ますます大げさ!)かもしれんという思索の書(ほんまかいな?)
    では何の系譜か?と問うてみれば、音楽を通じた解放、自由の希求の試みということで、これは被抑圧民としての黒人に顕著な現象とみればとてもわかりやすい。ビバップからヒップホップへ!
    これをひとつのモデルとしていろいろな領域のあれやこれやを説明してみることは面白いのだが、忘れてはならないのは、ギルロイの言うような純粋性や純血主義への懐疑だろう。その先で脱中心化の反転が果たして起こるのかどうか?そういう時代だ。

  • 古くからのジャズファンには好意的に受け止められないウィントン・マルサリスを中心に現在のジャズシーンを考察。村上の現代ジャズ論から改めて考えるジャズとは?さらに従来のジャズ史を考え直す斬新な一冊。

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

1952年大阪生まれ。『スイングジャーナル』編集長を経て音楽評論家。ロックにも造詣が深くビートルズ系の本の中でも『ビートルズを笑え!』は辛口でありながら面白く書かれている。オノ・ヨーコに批判的で日本語が読めるオノに対して批判する評論家としては希有な存在。主な著書に『マイルスを聴け』(双葉社)『エヴァンスを聴け』(ロコモーションパブリッシング)『超ブルーノート入門』(集英社)『Jazz名曲入門』『Jazz名盤入門』(宝島社)『ジャズを聴くバカ、聴かぬバカ』(KKベストセラ-ズ)『スイングジャ-ナル青春録』(径書房)『ビートルズ アメリカ盤のすべて』(集英社)『ビートルズ全曲制覇』(エイ出版)『ビートルズを笑え!』(廣済堂)『ディランを聴け』(講談社)『音楽中心生活』(径書房)『超ビートルズ入門』(音楽之友社)『クワタを聴け!』(集英社新書)『ジャズ・ヒップホップ・マイルス』(NTT出版)等がある。

「2012年 『かんちがい音楽評論[JAZZ編]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中山康樹の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×