50歳からの「死に方」 ~残り30年の生き方 (廣済堂新書)

著者 :
  • 廣済堂出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784331518700

作品紹介・あらすじ

サラリーマンなら、そろそろ先が見えてくる50代。脱サラして転身・起業するにせよ、定年まで勤め上げるにせよ、この時期に第二の人生を考えて行動するかしないかで、その先は決まる。「残りあとXX年」をどう生きるかは、「どう死んでいくか」に直結する。中高年が直面する現実と葛藤を漫画を通して描いてきた著者が、"逆転の発想"満載で贈る人生の指南書。

感想・レビュー・書評

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  • 自分は55歳であるが、大先輩の処世術はもっともであることばかりである。
    ただ、今の自分に何ができるのか?
    今後どうすべきなのか?
    考える一助になりました。

  • 20210103


    あと1年半で50歳を迎える。
    まるで現実味は無いが、紛れもない事実だ。

    本書では50歳からの生き方を変に夢を持たせる事も無く、絶望させる事も無く、リアルな生き方が綴られている。

    起業しようと思うなら、今から土日に熱心に取り組み、起業に向けた計画を実践していかなければ実現できない。

    目の前に迫ってきた50歳。そう遠くない定年。いつか必ず訪れる死。
    どう向き合い、準備と覚悟を持つべきか。

    考える良いきっかけになった一冊。

  • 共感。50歳は老いへの抵抗期。人と比べない覚悟。無理しなければできないことは他人の力を借りる覚悟。上司に自分の考えをぶつけて、どういう答えがくるかを聞いてみたいという気概をもつ。

  • 私が社会人になった頃に人気のビジネスマンを主人公とした漫画「課長・島耕作」の作者によって書かれた本です。人生100年時代と言われていますが、50歳から残り30年の生き方、という副タイトルに惹かれて購入しました。

    本日で私、55歳の誕生日を迎えることになり、この本を読むには5年ほど遅れている感はありますが、残り25年を有意義に生きるためにも、この本に書かれていることを参考にしていきたいと思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・50歳になってやるべきことは、定年後の人生をどう生きるか、を考え、そのための準備を始めるということ。50代なら残りがだいたい20~30年(p21、32)

    ・親のことに、行ついても他人の力を借りていいのだ、と割り切る覚悟も必要である。具体的には、様々な介護サービス、特別養護老人ホームなどの高齢者施設のこと、そうした情報を集め動を起こし始めるのが50代である(p61)

    ・定年を迎えて必要に迫られてからする節約(例:食費月1万円)は面白くない、余裕のある50代からはじめる節約だからこそ楽しい(p75)

    ・50歳で持つべきは夢ではなく、目標である。目標を達成するために必要なものは明確・現実的・綿密な計画である、これが「50歳のビジョン」最後に必要なのは、踏み出す勇気である(p86,108)

    ・オタクとは、最初は漫画やアニメのサブカルチャーに傾倒した人のことを指していたが、今では、自分が興味ある事柄を徹底的に追及する人たちのことをいう、お金にも人生にもゆとりのできた50代こそ、オタクに戻るチャンスである(p95、99)

    ・人脈は大きな武器である、仕事以外で親しい関係を築いていたとすれば、立派な「誰にも負けない」人脈である(p121)

    ・何かを頼まざるを得ない状況が生じたとき、そのときには是非、頼んだものを倍するものを返すくらいの覚悟を持つべき(p123)

    ・50歳という年齢は、自分で仕事をガンガンするのではなく、会社を支える次世代の人間を育てる時期である(p140)

    ・若い部下は、まず評価してあげる、いいところをほめる、相手によって言い方を変えるのもポイント(p142)

    ・時間があれば、今まで行ったことのない場所をぶらりと歩いてみるのも、50歳になったからこそ楽しい(p156)

    ・50歳から奥さんとの距離感を大切にした方がよい、妻を一人の人間として尊重する、自由な時間を大切にしてあげること(p160)

    ・尊厳死も、また「死にざま」の一つである(p178)

    2019年3月31日作成

  • =====
    サラリーマンなら、そろそろ先が見えてくる50代。脱サラして転身・起業するにせよ、定年まで勤め上げるにせよ、この時期に第2の人生を考えて行動するかしないかで、その先は決まる。「残りあとXX年」をどう生きるかは、「どう死んでいくか」に直結する。中高年が直面する現実と葛藤を漫画を通して描いてきた著者が、”逆転の発想”満載で贈る人生の指南書。
    =====

    50歳というのは、人生の夏の終わり。金銭的には「生活保護」に頼らない準備をすべき。そして人と比べない、子供の教育から逃げない、親の介護、色々なものを失っていくという覚悟をする。

    として、今の会社に勤め続ける、起業する、個性で生きる、出世するなどのパターンに分けて、その行動と計画などを軽く書かれていました。

    特に刺さったのは「叶わない夢は持たない」ということ。やっていこうと思ったのは「ボランティア参加」と「厨房に入る」ってことかな。

    最後の遺言が笑えました。

    50代の私には、とっても参考になる考え方でした。同世代にはおすすめします。

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  • タイトルは死に方だが、サラリーマンが50歳からどう第2の人生を設計するか?
    島耕作シリーズを書く中で、多くの企業トップの方とあってきた弘兼氏だが、
    本書はそんな少数派ではなく、多くの普通のサラリーマンの視点で非常に現実的に書いている。

    その点を表しているのが、
    50歳で持つべきは夢でなく目標
    目標を達成するためには具体的な計画に落とし、週単位で実行にうすさないと
    達成できない
    といったあたりか。

    それと50歳になって今すべき事のひとつとして、面白かったのが、
    妻との距離を大切にするということ。
    定年になれば、二人でずっと一緒にいられる。二人で旅行にも行きたい。きっと妻も同じ気持ちだというのは、「男の錯覚」というものです。
    と言っている。はたしてそうなのだろうか?
    まあ、意識しておこう。

  • レビュー省略

  • 尊厳死のお願いのみが共感できた。
    それ以外は、わざわざ本にするなかな?
    終わった人等、最近はこの手の本が世の中を席巻している。
    私の人生において、現在一番遠い女性は妻であるが、それはそれで人生。

  • ちょっとした電車での移動時間があったので駅で購入。
    特に老後の備えや親のことに関して気になったので。
    まぁそんなもんだろうな、ということで読み終わってしまった。

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著者プロフィール

1947年山口県岩国市生まれ。早稲田大学卒業。松下電器産業に勤務の後、74年漫画家デビュー。
85年『人間交差点』(原作 矢島正雄)で第30回小学館漫画賞青年一般部門、91年『課長 島耕作』 で第15回講談社漫画賞一般部門、2000年『黄昏流星群』 で第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、03年同作で第32回日本漫画家協会賞大賞を受賞。07年には紫綬褒章を受章している。
主な作品はほかに、『ハロー張りネズミ』 『加治隆介の議』 など多数。現在は『社外取締役 島耕作』(「モーニング」)、『黄昏流星群』(「ビッグコミックオリジナル」)を連載中。

「2023年 『逢いたくて、島耕作(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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