夏の霧―隅田川御用帳 (広済堂文庫) (廣済堂文庫 ふ 7-8)

著者 :
  • 廣済堂出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784331611074

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  • 2017.4.16.

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    牡丹作り職人の娘が何者かによって拐かされた。命を賭してもと願う母であったが…。苦労をかけた亡妻の面影をある女にみた、鬼政と忌み嫌われた男は…。夫に殺されると『橘屋』に駆け込んできた女が隅田川に身を投げて死んだ…。最愛の母を奪い、父を斬殺した敵を追って江戸に来た若侍の前に…。縁切寺『慶光寺』の御用をつとめるお登勢と塙十四郎の活躍と恋模様を、情感豊かな筆致で描く人気シリーズ第八弾。

    平成29年1月12日~15日

  • 【収録作品】第一話 雨上がり/第二話 ひぐらし/第三話 凧の糸/第四話 母恋草

  • 本来の駆け込みの話は少なくて、どちらかというと持ち込まれた問題を橘屋の面々が解決する話が多かったです。
    誘拐に敵討ちにと話はバラエティがあって楽しめました。

  • 雨上がり
    駆け込み人お勝の夫は牡丹の栽培で成功した段七。
    2人の娘お菊がかどわかされるが、これは段七の芝居だった。
    そこへお勝の元夫でお菊の親である長治が現れる。
    ひぐらし
    金貸し屋の隠居「鬼政」は法雲の悪霊祓いを受けていた。
    お登勢の潜入。
    凧の糸
    駆け込み人お兼は夫松太郎に殺されるとおびえる。
    松五郎と双子の弟竹次郎の再会。
    母恋草
    慎之介は伯父の市之丞を敵として追っていた。
    市之丞は慎之介の父を殺し、母美佐と共に逃げていた。

    なにげに敵持ち話多し。
    駆け込みは話のきっかけに過ぎないのね。
    メインは駆け込み話じゃないんだもの。

  • シリーズ8作目

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著者プロフィール

藤原緋沙子(ふじわらひさこ)
高知県生まれ。立命館大学文学部史学科卒。シナリオライターとして活躍する傍ら、小松左京主催の「創翔塾」で小説を志す。2013年に「隅田川御用帳」シリーズで第2回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。本書は土佐の絵師として人々の幸せを願い描き続けた金蔵の生涯を温かい眼差しで活写した渾身の時代小説。著者の作家生活20周年記念作品である。著書に「橋廻り同心・平七郎控」シリーズ(祥伝社文庫)他多数。

「2023年 『絵師金蔵 赤色浄土』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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