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- / ISBN・EAN: 9784331900895
感想・レビュー・書評
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2014/12/21
【普通+】タイトルが秀逸。 恋人同士:六藤千聖×波多野仁。 仁が中学時代の同級生:城崎と邂逅する。 仁には中学時代、同級生:中村に告白して他の生徒にバレるという黒歴史があり、中村の親友であり今は恋人:城崎との再会で過去の記憶がよみがえる。 忘れたつもりで本当は開きっぱなしだった苦い初恋の思い出という物語を時間が経った今、ゆっくりと閉じて本当の過去にしていく話。 傷つくのが怖い仁が、城崎の思いやりに気付き、千聖の想いに答えていくことに前向きになり少しだけ成長してくれて良かった。 まぁ、幸せ過ぎて怖いとかリア充爆発しろ的な悩みではあるんだけどね( ̄∇ ̄)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
バーテン×リーマン一年目
新入社員の重要なお仕事・花見の場所取り。朝早くに公園で場所を探していた主人公に中学の同級生だという男が声をかけてくる。
男に告白して玉砕した過去が蘇る主人公に、その男は遠慮なく喋りかけてくる・・・しかも、その告白した相手と現在付き合っているというが・・・。
忘れていた初恋の傷、つきつけられる現在の相手との溝・・・。
お話としては短く、その中でおきる出来事は淡々としているのですが、その淡々とした調子が絵柄とマッチしてぐぐぐっと徐々に迫って来るかんじでした。
セリフの表記が独特だったのですが、その書き方すらも納得させてしまう話の展開はこの方の持ち味かと思います。
男同士の恋愛の影の部分をサラリと描き切った名作と言いきってよいかと。
いわゆるえっちシーンもほとんどありません。
入門書としても向いているかと思います。 -
会話がポンポンと出てくるお話。絵で見せるというより言葉で見せる方が強いと思いました。ぎっちり言葉が詰まっているわけじゃなくて、ポン、ポンと置かれていく感じ。そこにザクザクとした絵柄が加わって不思議な世界観ができあがっているよな気がしました。
人によっては物足りなかったり、さらっと読めてしまうような漫画ですが、私は好きでした。
一度、二度と読み返してキャラクターの持つ言葉の意味を考えながら読むのが楽しいです。
話は最初から付き合っている設定なので結構ラブ度が高いです。主人公が臆病で現実的でだけど彼氏が大好きでっていうのが良かったです。主人公カップルがいかにお互いがお互いを好きかっていうのがしっかりと伝わってきて、なんてラブラブ。
タイトルにある、「チョークの橋」がとても好きです。そういう意味なのね、と読みながらしみじみ。
次回作も楽しみです。
それにしても攻めの千聖がかっこよすぎて困りました。素敵。 -
この方の漫画は、ただ喋ってるだけなんだが、何でか良い。
主人公ズも好きだが、スキンズの方ももっと掘り下げて欲しかった。
チョークの橋渡しは個人的にすごく良かった。ちゃんと行って帰るところが。 -
5話に渡って語られる、2組のカップルのお話。
始めのカップルから変更になりそうで怖かったのですが、そういうこともなく。
どちらのカップルもパートナーのことが好き過ぎて、両想いなのにどこか切ない。
不思議と話に引き込まれてしまい、この感覚どこかで味わっていたなと思っていたら、この方の別の単行本を読んでいました。
それと知らずに衝動買いした作品ですが、やはり魅かれるものがあったんだろうな。 -
大好きな和果さんの最新刊。 最近よくあるけど、好き過ぎて期待が大きかったかも…
和果さんの醍醐味は、淡々とした日常に投じられる一石によって、穏やかだけど綺麗な波紋が楽しめるところだと思う。
今作は波紋が小さかった。 好みの問題もあるだろうが、石が小さすぎた気もするし、逆に「そんなに波紋なくね?」と思ってしまった箇所もある。作風は相変わらず大好きだけど、今回は主人公が私の好みより後ろ向き過ぎた。
中学のトラウマや親からの勘当など、重いバックボーンがあるのはわかるが「(千聖を)好きでいてもいいのかな」の台詞の後が何故「千聖と別れたい」になるのか全く意味不明!! 乱丁本かと思ってページ確認したよΣ( ̄∀ ̄;)
日常淡々過ぎて、ページは進むが話は堂々巡りに感じて若干イラッときた。 でも主人公以外の3人はとても好きだったのよ(´・ω・`)