なにをたべてきたの?

著者 :
  • 佼成出版社
3.85
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本棚登録 : 2192
感想 : 118
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  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784333003204

作品紹介・あらすじ

おなかがすいたしろぶたくん。そんなにいそいでどこいくの?
りんごを食べると、おなかに赤い色がついて、とてもきれい!
最後に食べたのは、なんと石鹸で……。
美しい色彩の世界が広がる空想豊かな絵本。

1978年に発刊して以来、多くの方にご愛読いただいているロングセラー絵本。
親から子へ、そして孫へ。長く読み継がれている作品です。
保育園、幼稚園での遊びや工作の導入絵本としても、定評があります。

感想・レビュー・書評

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  • お腹が空いたしろぶたくん。

    りんごを食べて、仲間にいつもと少し違うねと。
    レモンを食べて、なんだかきれいになったねと。
    メロンを食べて、いつもよりずっときれいになったねと。
    ぶどうを食べて、まえよりずっとすてきになったねと。

    じゃあ、ぴかぴかのせっけん食べたら。
    お腹の中でいたずらしたせっけん。

    どうなった⁇ってみんなに聞いたら
    いつもとおんなじ。
    でも まえより大きくなったみたい。

    しろぶたなので、お腹の中の色が次々と増えていく様子がよくわかる。

    どうなるのかな?と気になりながらめくる。
    小さな子は、どきどきやワクワク感があり、楽しめる絵本。
    せっけんは、食べるものじゃないよーと教えなきゃ。

  • 食いしん坊のしろぶたくんは、りんご、レモン、メロン…と次々に食べていくが、まだお腹がいっぱいにならない。そんなしろぶたくんが、最後に口にしたモノとは?ユーモアのあるお話と、しろぶたくんのお腹が赤、黄、緑とキレイに変化していく様子が楽しい作品です。3歳くらいから

  • ぶたさんの表情がいい!最後はどうなるのか、ワクワクしながらよめました。

  • 食べたもので色が付いて、色を落とすためには?シンプルながらもカラフルな絵を見てるだけでも楽しい絵本。読みやすく幼い子から楽しむことができそうです。

  • 1y2m
    絵本ナビさんで試し読み。
    人気なので内容が知りたくて読みましたが、面白い!
    色も学べるし、想像力も養えそう。

  • しろぶたくんは何かを食べに出かける。りんごを食べるとからだの中に赤丸ができる。レモンを食べると黄色い丸ができる。メロンを食べると黄緑の丸ができる。ぶどうを食べると紫の丸ができる。出会うぶたたちに前よりきれいになったと言われる。最後にせっけんを食べてお腹に泡がたまり、転がる。あわが鼻から出ていき、しろぶたに戻る。(31ページ)

  • 色んな画家さんと組んで仕事をしている岸田衿子さんですが、この作品で組んでいるのは長野博一さん。一見、海外の絵本かな?と思うような、シンプルでいて洗練された“白い”うつくしさが印象的な絵本です。
    おなかを空かせたしろぶたくん、きれいなリンゴを食べると身体にもきれいな赤い色が灯ります。レモン、メロン、ぶどうと色んなものを食べてどんどんきれいな色を身に付けていくしろぶたくん。最後にせっけんを見つけて「これを食べたら、もっときれいになるかな?」って、ああ、キレイの意味が違う!という展開が面白いのですが、タイトルにもつながるその後のオチがまた愉快です。
    色んな種類の豚(恥ずかしながら、ハンプシャー豚というものをこの絵本で初めて知りました)が登場する見た目の楽しさ、しろぶたくんが食べる果物も本当にとっても美味しそうで、表紙の印象以上に子供がはまりやすい作品だと思います。息子も、綺麗な果物のイラストにまず食いつき、せっけんからシャボン玉までの流れにも大喜び。図書館で借りて、一旦返却したのですが、しばらく経ってから息子が本棚にこの本がないことに気付き、「ぶたさん!」と大号泣。そんなに気に入っていたのか!と購入したところ、泣いて求めただけあって毎晩毎晩読み聞かせをねだり、挙句に内容を覚えて(「なにたべたの?」「りんごとめろんたべてきたの、もっとたべたいなぁ」程度ですが)自分でぬいぐるみ相手に読み聞かせするほどの愛読ぶり。特定の本にここまでこだわったのは初めてで、感動しました。

  • 幼少期から大好きな絵本。
    カラフルさと、見開きをブタの横顔が占める大胆な構成が印象深い。
    主役のブタだけでなく、少しずつ違った色々な種類のブタが登場するものお気に入り。

  • 初版が1978年ですから、もう30年以上読み継がれてきた、定番の名作ですね。
    ブタの食いしん坊なイメージと、美味しそうな食べ物、そして食べ物の色が体に浮かび上がるという意外性が子ども達を惹きつけます。
    体が少しずつ長くなっている事に気付いた子どもは、大発見をしたように歓声を挙げますし、しろぶた君が坂道を転げ落ちていくシーンで、食べ物の色が混ざり合うと「きれーい…」と見惚れます。
    シンプルなのに、スキ無く構成されていて奥が深い、年齢を問わずに楽しめる絵本です。

    3歳位からの読み聞かせにオススメです。

    【Q】

  • この本の存在はとっくに忘れていたのに、絵を見た瞬間に
    小さな頃に母に読んでもらった事を思い出しました。
    特に内容はないけど(笑)キレイな色が出てきて楽しいようです。

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著者プロフィール

1929年、劇作家・岸田国士の長女として東京府豊多摩郡に生まれる。立教女学院小学校、立教女学院女学校を経て、東京芸術大学油絵科に入学。1955年、谷川俊太郎の勧めで第一詩集『忘れた秋』を発表し、詩人としてデビューした。童話作家としても活躍し、1966年には画家の中谷千代子とコンビを組んだ『かばくん』でドイツ児童図書賞を受賞した。1973年、『かえってきたきつね』で産経児童出版文化賞大賞を受賞。

「2019年 『岸田衿子の詩による無伴奏男声合唱曲 うたをうたうのはわすれても』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岸田衿子の作品

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