美輪明宏の悩み相談室 生きるって簡単: 苦悩の娑婆を生き抜く法華経の力

著者 :
  • 佼成出版社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784333018178

作品紹介・あらすじ

芸能界で幅広く活躍する著者が、読者から寄せられたさまざまな人生相談に対し、Q&A形式で法華経観に則ってアドバイス。即応性のある辛口かつ慈愛に満ちた回答は、人生に新たな勇気と希望をわかせてくれる。

感想・レビュー・書評

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  • 美輪さん自身が「法華経に即しているからいつの時代にあっても真理」と言っている通り、昭和62年初版なのに回答が全く古めかしくなっていない(悩みも今と変わりないのもこれまた普遍)。

    さすが美輪さん、男性と女性のどちらのこともよくわかっていらっしゃる。
    そして悩みをさらっと流すのではなく、他力本願ではない厳しいところもあるけど具体的な回答をされている。
    この世は厳しいもの、そして足るを知ること、自分を見つめ直させてくれる内容。

    それぞれの悩みの最後に法華経が引用されているが、その内容がそれぞれの悩みに合っているのかはそこまでの読解力がなくわからない…。

  • 美輪明宏さんの人生相談集。各々の回答に仏教の教えを用いている。
    回答の内容は納得することばかり。
    読後感は良かった。

  • 悩みの回答が普遍的な感じで府に落ちることが多く、面白かった。パラパラ読める。

  • 2012.7.23 市立図書館

  • 本来、文化とか芸術というものは人間の精神が必要としてる薬で、生きがいになりうるもの。
    きとっとした生き方をしている人というのは魅力的なもの。自己の確立がしっかりしていて、生活設計がしっかりしている女だとみられるかどうかが大切なこと。
    会社に勤めるということはとても残酷な地獄に行くということであり、一寸先は闇。どう生きたいのか、どう人間的に成長したいのかが根本。
    給料は我慢料金。上手な生き方は後ろにつっかい棒を何本も用意しておくこと。こっちが駄目ならあっちがあるぞ、というつっかえ棒が7本くらいあれば、どこかがつぶれても大丈夫。
    不公平で理不尽なのが余の中。そんな四のなkあに生きているんだから、ねじふせて、逞しく生きていかなければならない。戦うための手段として美しさという強力な武器を手に入れ、あとは自由に能力を発揮して見返してやる。ウジウジ悩んでも解決できないなら、すっぱりと割り切ること。

  • 女性は金品など贈り物から誠意を判断するという文章に、その通りかも・・・と思ってしまった。

  • 5年以上前に買った本。
    たしかIT系出版社にいた根暗な時、ビレッジバンガードで美輪さんコーナーを発見して
    CDを聴き、コンサートや舞台にも行ってかなり希望を持ったアタクシに導かれたんだろうな。
    イギリスから帰国したものの絶望感でいっぱいだった中でね。
    あの時は、誰かが優しくしてくれるのさえ辛かった。
    夕方には、ノイローゼ特有のゲップもよくしてたし。

    なぜか美輪さん好きをカミングアウトしてから職場の人達とも
    和やかに話せるようになった気がするわ。

    ほぼ内容を忘れているし、<a href="http://blog.livedoor.jp/akkochama3/archives/2008-07.html">地獄Monthも終了したし</a>
    前向きなアタクシに戻してためにお風呂の中で読書。

    やっぱり苦労するって分かっていても
    懸命に生きていかなくっちゃね。
    「生きるって簡単」とまでは思えないけど(笑)
    辛いという字に棒一本を足すと幸いだっていうしね。

    真理は一つ、
    真理の根源さえつかんでいれば、すべての悩みの糸はときほぐれていくはずです・・・

    目指せ!柔和質直者!

    感謝を忘れずに♪

  • 中身が宗教よりなので、宗教に嫌悪感がある人は読まない方が良いと思います。

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著者プロフィール

長崎に生まれ、小学校の頃から声楽を習い16歳でプロの歌手としてデビューし、1957年「メケメケ」、1966年「ヨイトマケの唄」が大ヒット。
ファッション革命と美貌で衝撃を与える。
俳優としては、寺山修司の「演劇実験室◎天井棧敷」の「青森県のせむし男」「毛皮のマリー」、三島由紀夫に熱望された「黒蜥蜴」をはじめ、ジャン・コクトー作「双頭の鷲」、デュマ・フィス原作「椿姫」、エディット・ピアフの生涯を描いた「愛の讃歌」など数々の当たり役を持つ。
作家としても、衝撃の自伝「紫の履歴書」(水書房)をはじめ、「人生ノート」(パルコ出版)など数多くのベストセラーがあり、テレビや映画も、宮崎駿監督によるアニメーション映画「もののけ姫」「ハウルの動く城」への声優としての参加、「ありえへん∞世界」(テレビ東京系)にもレギュラー出演中など枚挙にいとまがない。
2012年から四年連続の出場となったNHK「紅白歌合戦」では、「ヨイトマケの唄」や日本語バージョンの「愛の讃歌」で大晦日のお茶の間を圧倒した。

「2021年 『新装版 天声美語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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