- Amazon.co.jp ・本 (95ページ)
- / ISBN・EAN: 9784333020300
感想・レビュー・書評
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おそらく小学生の頃に読んだ本。名前で探すの忘れていただけに大変だった。
キャベツ炒めに捧ぐで桃ソーメンのエピソードを読んだ時に思い出したもの。人間は自分の知らないモノに対して寛大になることが難しいんだなと思う。例えそれが食べ物だとしても…。 -
ここで終わるの?という感じも…
子どもは読んだ後にどう感じるのかなぁ。 -
えー、これで終わり~?
これから何かがはじまる、という物語を紡ぎだせたんじゃないかなあ。
余韻を残す、というレベルを大きく超えた、中途半端感がある。 -
文中に「いじめ」という言葉はでてこないけれど、いじめの話です。
いじめで一番恐ろしいのは、いじめられる子に理由をつけて、「だから仕方がない」「自分は関係ない」と、いじめから目をそらすことでいじめを容認する、私たちの心のありようなのかもしれません。
この話は、いじめ自体は解決せずに終ります。
だからこそ、読者はいじめに立ち向かうということを、主人公と一緒に真剣に考えることができるのではないかと思うのです。 -
きょう読み始めて先ほど読了。魚住さんにしては珍しい感じのする、小学生くらいの年齢の主人公。
話題がいかにも魚住さんだなぁと思い、浮わつかない描き方が魚住さんだなぁと思い、ラストであえてこの展開なのが魚住さんだなぁと思った。ヤングアダルト向けよりシンプルな描き方で、でもしっかり描き込んである。最後でぐにゃりと奇妙にゆがむ感じが独特で、魚住さんの持ち味だよなと再認識。さらっと読めて、でも軽々しくない現実の重みを感じる。
ほんの少しだけ、希望を残してくれているのがありがたい。