- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784333024124
作品紹介・あらすじ
人間は、亡くなったらおしまいではありません。小児がんの子どもたちと向き合って40年、小児科医としてはじめて知った「生きることの意味」。
感想・レビュー・書評
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今を懸命に生きることの大切さを教えてくれた
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幼くして命を終えなければならない子供達の、自らの運命を受け入れる姿と言葉に涙が出た。命ある限り、精一杯生きなければいけないとの思いを新たにした。
後半は人生訓的な内容。 -
小児科医として、若くして亡くなってしまう子どもたちとの関わりを通して、生命の大切さありがたさを訴えた本であった。
健康的な家庭(環境)に囲まれた子どもは、生命のありがたみを忘れてしまうとあったが、そのような子どもたちは少ないのではないかと疑問を感じた。
健康的でない家庭に育った子どもたちについても、自分自身が考えていかなければいけないと感じさせられた。 -
こういう大人になりたい
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人間は死ぬまでしっかり生きなければならない。
この世とは実に不条理なものです。
どうして子どもが死んでしまうのだろうか。勿体ない。病気の子供らは、かわいそうに、私のように無駄に生きている人もいるのに。。。。
人間の一生もずっとダメという人はいない。
みんながどうしようもない状況になっていても、世の中のためになることをやり続ける大人がいることは絶対に重要。 -
人生における教訓がいっぱい詰まっている。
幼くして亡くなっていく者たちを見続けた著者だからこそ語れる生きるという意味が、心に響いた。たとえ短い命だろうが、どうやって生き、何を残したかということが重要なのだというのはもっともだ。
豊かな時代に生き、ややもすると拝金主義になりがちであるが、人間としての根源をもう一度考えて暮さなければならないと感じた。「足るを知る」「感謝」・・・、日々の暮らしではついつい置き去りにしてしまうが、強く意識していこう。そして、我々よりもっともっと(物質的には)豊かな時代を生きる娘へきっちり教えていける大人になろうと思う。 -
ずっと読み続けている細谷先生なので今までに何回もかかれたエピソードも出てくる。毎回切なく感じるけど勇気付けられもする。
先生も還暦を過ぎて世の中に対して思うことが多くこれだけは言っておきたい、言わないではおれないという気持ちが伝わってきた。私も同じように感じているがついつい言ってもしょうがないと思ってしまう。
でもやっぱり生きたくても生きれなかった子供たちが生きてて良かったと思える世の中であってほしいとは思う。
先生にはこれからも長生きをしてたくさんのことを発信してほしい。 -
小児科医は本当に子ども好きで純粋な人が多い。自分より弱い人や困ってる人を助けるという感覚はとても大切ですね。
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