DV-殴らずにはいられない男たち (光文社新書 10)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334031107

感想・レビュー・書評

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  • なかなか面白かったと思います。

  • 著者はメンズリブ東京の代表をしていた豊田正義さん。
    DV加害者の男性と、被害者の妻の両者(4件)にインタビューしています。
    非常に良かったです。(2007/01)

  • 酷なお話。こういうのに弱い人は
    かなりしんどい部分があります。
    私も、読むのがしんどかったです。

  • DVの実態に実例から迫る。DVされて黙ってる女の人の気持ちが分からなかったけど、これ読んでちょっぴり納得できたかも。

  • DV防止法の施行は必要だと思うし、防止法作成段階から、フェミニストは、法案をあくまで男性加害者の問題として捉える傾向にあっただろう。現実、ここでインタビューされ、ルポされた4例のカップルも、殴る加害者男性/殴られる被害者女性(バタードウィーメン)という公式にある。ただし、ルポから浮上するのは、殴る男性の苦悩であり、また過去に受けた被害者性でもある。トラウマに全てを還元することは無意味な正当化につながりかねないけれども、加害者側の苦悩の声を(時に筆者とともに揺らぎつつ)聞くことができる点、そして、男性によるDV加害者のサポート(メンズカウンセリング等)の情報・簡略なインタビューも掲載されているところは苦悩を抱えている男性には一筋の光になるかもしれない。DV加害者もまた傷つく弱い男性であること――考えてみれば当然だったのかも知れないけれど、その闇は決して軽視されるべきではなく、同時に、DV防止法の必要性とを併記している点で悪くない一冊だと思う。

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著者プロフィール

1966(昭和41)年、東京生れ。早稲田大学第一文学部卒。ニューヨークの日系誌記者を経て、ノンフィクション作家に。戦争、犯罪事件から芸能まで取材対象は幅広く、児童書の執筆も手がけている。『ガマ 遺品たちが物語る沖縄戦』(講談社)は、厚生労働省社会保障審議会の推薦により「児童福祉文化財」に指定される。著書に『妻と飛んだ特攻兵 8・19満州、最後の特攻』(角川文庫)、『消された一家』(新潮文庫)他多数。

「2018年 『ベニヤ舟の特攻兵 8・6広島、陸軍秘密部隊レの救援作戦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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