北朝鮮報道 (光文社新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334032388

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  • [ 内容 ]
    ジャーナリストたちによって簡潔にまとめられ、編集された情報でなければ、私たちは日常生活の中で、情報を得るために時間を割くことはできない。
    しかし、さまざまな情報源が、あるときはメディアを支配し、あるときはメディアを騙しながら、真実から程遠い情報を受け手にタレ流してきた。
    権力者も常に、ジャーナリズムを利用して、さまざまな情報操作・世論調査をしようと企んでいる。
    ―「編集された」情報は、ときとして真実を隠蔽し、受け手の感情を操作する。
    本書では、その典型として、北朝鮮に関するメディア報道を取り上げ、「事実」が「真実」となり、“世論”となるからくりを明らかにしていく。

    [ 目次 ]
    序章 「情報操作」されるメディア
    第1章 帰国運動とは何だったのか
    第2章 記者たちは何を報じてきたか
    第3章 議員訪朝団は何をしたのか
    第4章 「テロ国家」のメディアコントロール
    終章 そして歴史は繰り返されるのか

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著者プロフィール

川上和久(かわかみかずひさ)
東京都生まれ。東京大学文学部社会心理学科卒業、同大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。東海大学文学部助教授を経て、明治学院大学法学部教授、同学部長、副学長などを歴任。現在は国際医療福祉大学教授。公益財団法人明るい選挙推進協会評議員、東京都明るい選挙推進協議会委員などを務める。専攻は政治心理学、戦略コミュニケーション論。おもな著書に、『情報操作のトリック』(講談社現代新書)、『2大政党制は何をもたらすか』(ソフトバンク新書)など。「Nスタ」(TBS系)コメンテーターなど、テレビ出演も多数。

「2016年 『18歳選挙権ガイドブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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