「極み」のひとり旅 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334032708

感想・レビュー・書評

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  • 複数のひとり旅が紹介されており、参考になることが多かった。
    この著者の考え方である、ひとり旅の食事は開店と同時に行く、というところなどは、まったく同じ考えで実践していたので、とても共感できた。
    紹介されている都市も、今まででよかったなと思える都市ばかりだったので、ほかの著作にも触れたくなった。

    著者の新しい考え方も吸収でき、次のひとり旅で試すのが楽しみになった。

  •  普段の暮らしと切り離すからこそ、ひとり旅は愉しいのである。それは何も贅沢三昧をすることだけではない。寧ろその逆だって、あっていいわけで、日々の暮らし以上、いや、以下の質素な旅もまた愉しいのだ。恐ろしく狭い、安いビジネスホテルに泊まって、安居酒屋で詫びた杯を傾けることも又、ひとり旅の醍醐味である。(p.5)

     こじつけと言われても、自分の選択が如何に正しかったかを説き、無論自らもそう思い込むことにしている。旅先では決して不満を持たないようにする術を、僕は相田みつをの言葉から学んだ。「にんげんだもの」、「たびさきだもの」。だから僕の旅は常に愉しく、いつも大成功に終わるのである。(p.96)

     思い出はあまりムキになって確かめないほうがいい。何十年もかけて、懐かしさと期待で大きくふくらませた風船を、自分の手でパチンと割ってしまうのはもったいないのではないか(p.160『父の詫び状』)

     灯り、それは、人が生きている証である。火を燃やし、灯をともし、そこに人が生きていることを知らせる。人は人を恋する。人が生きる様を見て安堵し、寄り添いたいと願う。その象徴としての灯りを連ねることで、人恋しさを一層募らせ、人が人を恋することを後押ししてくれる。(p.262)

  • ひとり旅歴、長いです~~

    ・・著者が男性であることと関係するのかどうか、読み進めていくにつれ感性の違いを感じました。
    何より、旅先の一人酒を楽しみにされていらっしゃる・・
    旅でもお酒を嗜むことがほとんどない(連れがいる時には、乾杯程度の付き合いを^^)私とは、旅の楽しみ方が異なる。
    まぁ、ひとそれぞれというところでしょう・・
    各地での豊富な体験は、楽しませていただきました♪

  • 期待とはまるで異なるものだった。

  • 「ひとり旅」に焦点を当てた一冊。

    良くも悪くも著者の「ひとり旅」への拘りが感じられる本。

    「ひとり旅」ならではの薀蓄はあるので、興味のある人は読んどいても良いかな、という程度。

  • 上から目線。残念ながら。

  • 一人旅っていうのはようするに「決意」なんだと思う。楽しむことを「決意」すること。もうひとつは、準備するということかもしれない。著者の旅は準備万端。そういう意味では僕の旅とは決定的に違う。そして、僕はこのようなスタイルを変えるときに来ているような気がする。インターネットでちょっと調べていく旅、そんなたびのスタイルがよさそうである。この本を読んでそう思った。

    一人旅は楽しいのだ。

  • 2008/09/28 一人で旅はしないけど。

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「2023年 『歩いて愉しむ京都の名所』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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