駅伝がマラソンをダメにした (光文社新書)
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この作品からのみんなの引用
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小学生や中学生は、厳しい練習メニューを課して鍛えれば、すぐに結果がついてきます。指導者にとっては面白いかもしれませんが、長距離種目というのはある程度の年齢にいかないと、競技の面白さがわからない。どんな練習を積んでいけばいいのか、本番ではどれくらいのペースで走るのか。考える力がないと、長距離は楽しめない。小・中学生にとっては、長い距離を走らされるだけで、競技の面白さがわからないうちに長距離が嫌いになってしまう危険性があります
― 52ページ -
こうした苦労が現在の大八木の指導方針に現れているのは不思議ではない。駒大は、選手の生活態度をしっかりしているので有名だ。
「食事、掃除、挨拶。これらのことをしっかりできることが大切です。授業に出ることは当たり前です。駒大ではもう何年も留年した選手はいません」
― 78ページ
みんなの感想・レビュー・書評
生島淳と言う人物、彼の著作「気仙沼に消えた姉を追って」と言う3・11東日本大震災で姉を失ったことを軸に震災の現場を描いたノンフクションを読んで初めて知った。
生島ヒロシの弟であることも…。
その「気仙沼に…」の著者プロフィールにこの「駅伝がマラソンをダメにした」が目に入り、その衝撃的なタイトルが興味をそそった。
早速amazon.jpで検索したが、絶版されているのか中古しかない。
それでも取り寄せて読んでみた。
しかし、タイトル負けであった。
駅伝を取り巻く、特に箱根駅伝や実業団のニューイヤー駅伝に関する綿密なデータと取材による筆は揺るぎがない。
日本の遠・中距離界を取り巻く状況をここまでルポルタージュした著作は類を見ないが、タイトルに示すほどの結論はどこにも見えないのが至極残念である。
筆者の考え方は分かる本ですが、ところどころ事実誤認がありそうな感じです。
あまり、きちんと取材して書かれたものではなさそうです。
筆者はこう思っているんだな・・・くらいで読んだ方が良いと思います。
ただ、概ね主張には納得できます。
[ 内容 ]
新聞・TVが報道しない裏側。
本邦初!
観戦者のための駅伝・マラソン批評。
[ 目次 ]
第1章 変わる箱根駅伝
第2章 テレビが生んだ駅伝中心主義
第3章 新興校を分析する
第4章 伝統校を分析する
第5章 駅伝がマラソンをダメにした
第6章 女子マラソンはなぜ強い
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
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☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
私も著者同様に箱根駅伝が大好きです。マラソンが関係しているのもよくわかります。この本はそんなことより箱根駅伝の大学別分析本要素の方が多いです。
駅伝とマラソンは別の競技である。箱根駅伝が甲子園化してしまったので,箱根駅伝をゴールにしてしまう競技者が増えたり,そもそもマラソンをやる競技者が少なくなり,結局男子マラソンが弱くなってしまった。という本。私は,北海道に引っ越すまでは,箱根駅伝は,関東ローカルの行事だと思っていたので,北海道でも中継されていたのにびっくりした経験がある。北海道なのだから,地元の番組をやればいいのに,と今でも思う。
箱根駅伝のテレビ放映が始まって以来、各大学は名前を全国に知らしめるチャンスとばかりに箱根駅伝選手育成に時間と金と労力を費やしている。その為に中距離ランナーのみの育成、箱根燃え尽き症候群などで箱根駅伝の本来の目的である「世界に通用するマラソンランナー」が育たなくなってしまったというのが筆者の論点だと思うのだが…それにしては各大学の箱根戦績詳細データが延々と続いていて、肝心のタイトルについての論説が少ないように感じてしまう。それよりは、箱根駅伝を楽しく観戦するためのガイドのような印象を受けた。駅伝を批判しているのではなく、駅伝とマラソンを愛してやまない著者の応援本と言ったところかな…
読み終わった日:2008/10/29
箱根がテレビで華々しく中継される“ドラマ”と化したため、
・記録争いが高度化し、箱根駅伝(20km前後の距離)をターゲットにした緻密なトレーニングが必要になってしまった
・学生ランナーに箱根至上主義が生まれ、マラソンに目が向かなくなった
という弊害が出て日本の男子マラソンがダメになったと分析されている。
着眼点は面白いが、全体的には、駅伝がマラソンをダメにした、というテーマがわかりにくい感じ。
活動資金(と、金銭的な満足)・マスメディアへの露出をめぐって、競技のあるべき姿と、ソフト(コンテンツ)としての面白さとの間で格差が生まれ、競技の目標がぶれていってしまう、といったところに焦点を当てた一冊です。私も、露出は少ないながらもアマチュアの競技スポーツ選手であり、身につまされる話題です。 競技スポーツとお金。競技スポーツには何かと活動費がかかるものです。美しくない話かもしれませんが、これば... 続きを読む »






