「うつ」かもしれない 死に至る病とどう闘うか (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334033507

作品紹介・あらすじ

その身体の不調、自律神経失調症ではなく、実は「うつ」かもしれない。臨床の名医が、患者さんに寄り添って「うつ」の対処法を解説。

感想・レビュー・書評

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  • うつ病と診断される人や自殺するひとが身近に出始め、その度にどう対応したらいいものかと悩むことが増えた。
    そうこうしているうちに、自分自身も原因のよくわからない身体不調がみられはじめ、何かのヒントになるかとこの本を手に取った。
    うつ症状、年齢・性別による違い、パニック障害や社会適応障害との違い、投薬の考え方、社会復帰、自殺、、、。
    各章とてもわかりやすく、著者の経験した事例提示もあり、現実問題として捉えやすい内容になっていた。

  • 1

  • 人との関わりが少なくなったことが近代のうつ病患者増大の原因かもしれないというのは印象的。納得した。

  • うつ病の症状とその対策。一般向けの著作が多いだけあって初心者にもわかりやすい。

    (個人的メモ)
    ・「新型うつ」は専門用語ではなく、非定型うつ病と同じ概念でもない。
    →『うつ病Q&A』 日本うつ病学会
    http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/qa/pdf/qa4.pdf

    ・病前性格の考えは否定されているものの日本では依然として一般書にも記載されている。
    → 『うつ病の病前性格など存在しない』井出草平の研究ノート
    http://d.hatena.ne.jp/iDES/20130602/1370163012

    ・うつ病の分類については以下の通り。
    →『うつ病』厚生労働省・メンタルヘルス
    http://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_depressive.html

  • うつに関する説明を治療法、症状、原因から
    書かれてある。

    精神病と視覚狭窄・自殺との関連性。
    筆者が精神病患者と真摯に向き合っていることが分かる。

  • 「うつ」に対する理解を深めてほしい。「うつ」の人にもそうでない人にも読んでほしい一冊です。せめて、1・2章だけでも。

  • うつ病についての基本的な事項の説明をしている本。まぁ、可もなく不可もなく、という感じかしら。

  • [ 内容 ]
    その身体の不調、自律神経失調症ではなく、実は「うつ」かもしれない。
    臨床の名医が、患者さんに寄り添って「うつ」の対処法を解説。

    [ 目次 ]
    第1章 「うつ」とはなにか
    第2章 長期化する「うつ」
    第3章 「うつ」と区別が難しい病気を知る
    第4章 「うつ」の治療
    第5章 「うつ」による自殺
    第6章 なぜ自殺を選択するのか

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    [ 参考となる書評 ]

  • 誰を対象読者にしているのかわからない。
    患者さん向けであり、患者さんの家族向けであり、精神科医向けでもある。
    多分著者の方ご自身の備忘録として書かれたのであろう。

  • 鬱初心者には、とても分かりやすく良かったです。言葉の説明もあり、理解しやすいです。

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著者プロフィール

1960年、三重県生まれ。いそべクリニック院長、大井町こころのクリニック理事長、医学博士、臨床心理士。名古屋市立大学医学部を卒業、厚生連尾西病院、大同病院、名古屋市立精神保健指導センター、厚生連海南病院をへて、現職。東京福祉大学教授を兼任。専門は身体表現性障害、不登校・ひきこもりなどの思春期・青年期の精神病理、境界性人格障害の精神病理

「2007年 『不登校・ひきこもりの心がわかる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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