宗教の経済思想 (光文社新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334033781

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  • キリスト教、イスラム教についてはわかりやすかったけど、仏教はよくわからず、日本教についてはもう宗教じゃないというか。■イスラム教の、第一に宗教があって仕事はその次、というスタンスはいいね。イスラム圏に行った時、街中でもお祈りしている人々を見かけたし、すごく暑いのにラマダンの間は水も飲まない。宗教というか自分自身の信条があって、仕事でそれらを犠牲にすることがない。過労死とか鬱病とか無縁なんじゃないだろうか。■商業に対する考え方も面白かった。日本はキリスト教に近い。やっぱり農業とか工業とか「ものづくり」の方に美しさを感じてしまう。士農工商って「実際には農民が一番苦しいから、地位を2番目にすることで自尊心をもたせている」って小学校で聞いたけど、嘘を教えられた気がする。単純に農業がそれだけ大事な仕事だったからじゃないんだろうか。

著者プロフィール

1956年、生まれ。専攻、インド思想、比較宗教学、比較文明論。早稲田大学社会科学部、同大学院文学
研究科修士課程修了。デリー大学に学び、東方研究会・東方学院講師、また中村元東方研究所理事を歴任。現在、中央大学総合政策学部教授。著書、『シク教の教えと文化──大乗仏教の興亡との比較』(平河出版社、1992)、『仏教とヨーガ』(東京書籍、2004)、『国家と宗教』(光文社新書、2006)、『グローバル時代の宗教と情報──文明の祖型と宗教』(北樹出版、2018)、『インド宗教興亡史』(ちくま新書、2022)ほか。

「2023年 『仏教興亡の秘密』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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