「生きづらさ」について (光文社新書 358)

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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334034610

感想・レビュー・書評

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  • 貧困、アイデンティティ、ナショナリズム
    http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334034610

  • んー、自己責任で自殺するくらいなら他に責任を転嫁させるべきってのは賛成。
    みんなが生きていけるような社会にするべきってのも賛成。

    ただ、本を読んでいて気持ち悪くなっちゃうのは、社会のせいにしすぎて、努力をするっていうことを一切書いていない。妬み・僻みに見えてしまう。


    読みやすい本ですよ!

  • メンタルヘルス(mental health)とは、精神にかかわる健康のことである。医療行政や医療領域では、精神保健という呼称の方が一般的である。略して「メンヘル」「メンタル」「メンヘラ」とも呼称される。
    コンフリクト【conflict】1 意見・感情・利害の衝突。争い。論争。対立。2 コンピューターで、複数のタスクが同時に同じファイルやメモリ領域を利用して競合する状態。システムダウンを引き起こす要因となる。
    ルサンチマン【(フランス)ressentiment】国語辞書
    強者に対する弱者の憎悪や復讐(ふくしゅう)衝動などの感情が内攻的に屈折している状態。ニーチェやシェーラーによって用いられた語。怨恨(えんこん)。遺恨。
    犠牲の累進性

  • アイデンティティーは他者からやってくる。
    肯定も他者から、そして自分のなかで肯定が可能になる。
    自分を肯定できない→他者とのコミュニケーションに踏み出す自信がなくなる→社会的な活動の場が狭くなる・頼れる人が少なくなる→不安定な生活条件になる→悪循環 ただ、自分を肯定したいという意志がなくなった時が一番危ない。

著者プロフィール

萱野 稔人(かやの・としひと):1970年生まれ。津田塾大学総合政策学部教授。哲学者。早稲田大学卒業後に渡仏し、2003年、パリ第10大学大学院哲学研究科博士課程を修了(博士・哲学)。専門は政治哲学、社会理論。著書に『新・現代思想講義 ナショナリズムは悪なのか』『名著ではじめる哲学入門』(ともに、 NHK出版新書)、『暴力はいけないことだと誰もがいうけれど』(河出書房新社)、『暴力と富と資本主義』(KADOKAWA)、『死刑 その哲学的考察』 (ちくま新書)、『リベラリズムの終わり』(幻冬舎新書)ほか多数。

「2023年 『国家とはなにか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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