ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)

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著者 : 中川淳一郎
  • 光文社 (2009年4月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334035020

ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)の感想・レビュー・書評

  • 加谷さんオススメ

  • 進化の早いウェブにおける論評として8年前に書かれたとは思えないほど先見の明に満ちた本。ただしミクシィを知らない世代は読んでもよく分からないと思う。中年向け。

  • この本が出された2009年4月と現在2016年12月のちがいに興味をもって読んでみた。著者は酔っぱらいキャラだが内容は信頼できる人でもあるので。

    ここに書かれたことと現状は7年後の今も、ほとんど基本的なところは変わっていない。
    「インターネットが普及した95,6年以降、インターネット技術は基本的に変わっていない。速度が上がったりきれいになっただけで……。なぜならインターネットの基礎的な技術はすでに開発が終わってしまっている」というひろゆきの言。これに限らずひろゆきの引用は流石の慧眼がずらり。

    当時から大きく変わった唯一はPCからモバイルへ、ということだろう。
    対して現場ではなく評論家のファッションキャッチ的な取り上げ方(例えばウエブ2.0)などは本質をついていないというのも納得。こういった「評論」はウエブほど向いてない(というか当たらない)ものはない。凄まじい数が産まれては消える「バブル経済」なんて使い方よりも本来の意味の無数の泡であり、そん中からボトムアップで流れが決まるのがネットの本質だからだ。後追いで結果論を評論している方が(まだ)良い。
    著者が語る、ネットでブランド構築は厳しい、というのは納得。ヴィトンが雑誌などでブランド構築し、ネットではしれっとしたウエブサイトで壁を作ることで差別化をしている例はなるほど、と思った。

    唯一2009年と大きく変わったのは「ネットで流行るのは結局テレビネタ」の章。
    テレビ(特に民法)の情報、特にニュースはネットに完全に負けている。今はネットのものをテレビが追いかけている感じ。テレビの情報の質、コメンテーターのレベルの低さが隠しきれなくなっている。
    ただし、ネットの信頼できるメディア組織はごく少数。ネットと言う全体の良質な部分なので取捨選択できる目が必要だと思う。

    タイトルの「バカと暇人のもの」というウエブだが「バカ」をウエブ大企業が大々的にやった酷い例がパクリ盗作記事の量産で大メディアになろうとしたDeNAのメディア事業事件。盗むことが個人の行為として見過ごされていただけの違法行為を大企業が自覚にも乏しく大々的にやっちまった、という。つまり「メディア」の意味も知らない「ウエブバカ」の弾薬庫の大爆発であった、

    他にオーマイニュースのずっこけ閉鎖までの経緯は、その後都知事選で再評価される鳥越俊太郎編集長のアホっぷりの片鱗も伺えて笑った。

  • 非常に読みやすかった。webが万能なのではなく、リアルの世界で受けることがwebでも受けるだけ、ということがよくわかった。

  • インターネットの普及に伴い、当たり前のように利用している昨今、その使い方は千差万別。それこそ、ネットという便利なものは、使い方一つで如何様にもなる結果は避けて通れない。そして、本書のように、ネット環境はどのような効果をもたらしているのか。利用する立場としてのモラルとスキルはついて回る問題。個人から企業まで、使わない人は居ない現状、そのセンスが問われる事に。インターネットとの付き合いを考える一冊。

  • この本では、インターネットが普及したことで、その便利さだけではなく、かつてなかった炎上などの問題が次々起こっている問題に警鐘を鳴らしています。

    最近ではツイッターが「バカッター」とも呼ばれ、ネットユーザーがアルバイト中に店内の冷凍庫に入った写真をアップしてアルバイトをクビになったり、就活生が荒れた日常生活を投稿することで内定を取り消されたりと、数々の炎上騒ぎが起きています。
    このようにネットは誰でも気軽に使えるからこそ、自分の手が届かない範囲にまで多大な影響を及ぼしています。

    私もネトゲやはてな界隈にはびこる重度のネットユーザーですが、炎上しないようにネットでの身の振り方を気をつけ、現実世界と同じように人の目を気にして生活していかなきゃなと思いました。

  • 結構極端なことも書いてあるけど、同じようなことを考えたことがあるので頷きながら読みました。ちょっと話が違うかもしれないけど、電車でゲームをしたりネットニュースを見たりしているうちに降車駅に着くと、時間を無駄にしたと思うようになりました。それがダメということはないのだろうけど、やっぱり本を読んで過ごすほうが有意義に思えるって、わたし頭固いのかなー。

  • 先日ネットのバカを読んだ後、ぽちして積ん読になっておりました。やっと読了。
    なんか前回の本よりさらにフランクな言葉遣いでちょっと驚いた…けど、確かにネットはテレビの影響もろに受けてるな…私もヤフートピックスすごいみるし…笑
    色んな情報に踊らされないで、自分の目で価値をきちんとみていくべきですね。

  • 【最終レビュー】

    ノンフィクション・図書館貸出。

    *著書の表紙の裏の帯より

    《どうでもいい書込も気持ち悪い。うんざりだ》

    *第1章

    《ネットのヘビーユーザーは、やっぱり『暇人』》

    *第2章

    《現場で学んだ『ネットユーザーとのつきあい方』》

    *第3章

    《ネットで流行るのは結局『テレビネタ』》

    *第4章

    《企業はネットに期待しすぎるな》

    *第5章

    《ネットはあなたの人生を『なにも変えない』》

    先月既読した有川浩さんのエッセイ(ブクログ内)より

    〈言葉は利器にも『凶器』にもなる〉

    言うまでもなく『凶器』となる『部分』に着目しながら

    『ネット上で叩かれやすい内容』

    『ネットヘビーユーザーの人物像の姿そのもの』

    『「有益な情報」と「どうでもいい話」の「見極め方」』

    『「暇つぶし的な話」と「リア充の話」の[対比]を通して見えてくる[生活観の違い]』

    『ネットで受けるネタ・受け付け難いネタ』

    『ネットと自分の人生~ネット過剰にならないために』

    改めて

    《ネットの『恐さ』を常日頃から『当たり前のように心がけながら』利用することの〈重要性〉》

    と共に、詳細かつ鋭く、ネットの内容から見えてくる

    《人間の『闇雲な本来の心理面』》というものを

    《しっかりと真摯に真正面から表沙汰にしていた『斬新さ』》

    にただただ、頷けることばかりでした…

    さすが、実際に従事されている方だからこそ言い切れる

    『視点』は決して『間違ってはいないこと』

    自分も改めて、十二分に心がけつつ、過剰にならず、上手くネットを活用していこうと思えた次第です。

    同時に『ネット依存症』にもリンクしているなとも自分の中で思ってました。

    それは、昨年既読した

    ※スマイリーキクチさん・ノンフィクション著書

    《突然、僕は殺人犯にされた ~ネット中傷被害を受けた10年間(以下が最終レビュー)》

    http://booklog.jp/users/sapphire913/archives/1/4812445043

    中川さんのこの著書でも取り上げられていました。

    [日常の一コマの中で『決して他人事』ではないことととして…]

    後は、中川さんからの

    《ネットに対しての『心構え・見方・姿勢』等》

    ためになった内容・印象に残ったアドバイスの数々

    HP・Myリンク・1に記載したのを綴りながら、レビューを終えます。

  • ネットニュースの編集、フリーライターとして有名な中川淳一郎さんの出世作。

    Web2.0をはじめ、Web・インターネットを礼賛ばかりする理論家の頭の良い人たちの論壇とは真逆で、実際にインターネットを長年ウォッチしてきた現場の著者だから言える「ウェブにはバカと暇人しかいない」という主張は清々しく腑に落ちるものだった。

    テクノロジーの進化というものは、礼賛と危険性みたいな極端な未来ばかりが語られるが、実際はそんな綺麗なもんじゃないという姿勢は、誰しもが理解しておかないといけないリテラシーじゃないかなと思う。

    Webに関わる人なら必読な書だろう。

  • 少し古い本だが人に勧められ読了。
    サイト運営者が本音を赤裸々に語る冒頭で心を掴んだうえで、Webでの効果的なPR手法を詳しく解く。
    最新の状況を踏まえたものも読んでみたい。

  • ネットは放課後の教室や居酒屋、あくまでも自由な雑談の場。自分の身の回りの事を考えるのがもっとも重要なことで、自分の楽しみのためだけにネットを使っている人の心に企業がそこまで介入できるわけがない。

  • タイトル通りの内容で、『まあそうだろうな』という結論。ただ日々バカで暇人のネットユーザーと直接対峙しているだけに説得力は抜群だ。『集合愚』と言うのも妙に生々しくて、思わず笑ってしまった。
    頭のいい人がネットを使えば当然価値はあるんですよ、という前提がタイトルと主張の過激さで弱まってしまっているので誤解を招いていると思うが、一読の価値あり。

  • そうだね。

    でも、そんな世界なら、そもそも誰も魅了されないよ。

  • 「テレビの力は弱まっていない?!」「これ以上ネットに期待するな?!」新しい視点からネットを見る!!
    【中央館3F-文庫・新書 080/KO/399】

  • ネットを過大評価はしてないけど、確かに便利だし暇つぶしになるし、結構はまっているかもしれない。
    情報源は大体ネット。テレビで見た、じゃなくてネットでみた。
    電車じゃ大体みんなスマホ覗いてるし。きっとネットでしょうよ
    しかし、この世界はもう成長しないらしいので、割く時間を減らしていけたらなって思う。

  •  インターネットを取り巻く人間模様を鋭く捕らえた一冊。
     日本企業のインターネットに対する間違った考えや
    対処が赤裸々に綴られている。
     インターネットは市民のための第5のメディアなん
    かじゃなくて、みんなの憩いのB級スポットですという
    著者の見解は、腑に落ちた。
     B級スポット、バンザイ!!テレビもインターネットも
    庶民の憩いであるというのがよ~くわかった。

  • WEBにしか居場所がなかったバカで暇人として気分のよいタイトルではないが、WEB記者の内情や困り事を知れるのは興味深い。まあ、理不尽な目にあった時に「暇人がかつルールになってるんだ」と毒づきたく気持ちはわかる。結局のところ本人や会社が匿名メディアたるWEBとのつきあい方をわかっていないとフラストレーションが高まるという今更な話です。

  • 情報も集めるだけではなくて、きちんと中身を検証しましょうということ。タイトルはやや過激だけど、内容はネットが広まるなかで意識しておくべきことがまとめられたものだった。

  •  過度にネットに期待する人が多い?
     学校でも「とりあえずHPを立ち上げないと」なんて考えている人が多く,立ち上げたはいいが,更新ができない…なんてこともよく聞く話。これまで,学級通信や学校だよりでまにあっていたことを,ネットで発信して,なにか大きく変わるのか?
     ネット事大主義のような現状を嘆き,「ネットに期待するな」「ネットは暇人のするもの」とバッサリ。本人はネットで仕事をしている人なのだが,だからこそ,このバッサリ感は気持ちいい。
     わたしがこうして読書後に本の感想を書いているのも,ある意味暇人だから…。時間があるから…。
     ただ,今までも,自分の備忘録の意味で,一太郎に書きためてきた。それを,少し知り合いに,こんな本を読んだよ,面白かったよ,と,知らせたいだけだけ。
     ネットの匿名性のせいで,下品な発言が後を絶たない現状を考えると,ネットとは,上手に付き合わないと,振り回されてしまいますね。
     それにしても,FBなんてものができたおかげで,1日20分は,それを見ている自分がいるのです。わたしもやっぱり,「バカと暇人」の仲間かな。

  • 性悪説からウェブを正直に語る人は珍しく、なおかつ露悪的に終わらずに堅実な結論に落としているところが非常に誠実。けっきょくウェブの力で何かが勝手に花開くということを期待するのではなく、本業を地道にやりなさいという、実は良質な性善説の論者と同じような教えにたどりついているところが面白い。

  • ネットに浸かっているやつらは低俗なネタを探している暇人ばかりであるというのは、大方当たっていると思うけれど、さすがに何度も何度も繰り返されるとくどい。こんな本を読了してしまった俺も相当な暇人であったと自責の念にかられる始末。読後感は良くなかった。内容に関しては、5年前の本だけれど、ネット社会のスピードはほとんど進化を遂げていないし、訴えてることは今をもっても正しいと思う。

  • ネットニュースサイトの編集者が自身の経験から得たネットの使い方や雑感をまとめた本。頭の良い研究者の唱えるネット論ではなく、PV稼ぎの「ネット小作農」が自身の体験から唱えるネット論なので、地に足ついていて面白い。

    何とな〜く自分がネットに対して感じていた嫌悪感や失望を説明してくれたような気がする。

    ネットが新しいメディアともてはやされているけど、結局のところネット発で流行ったものなど何も無い。今でも影響力があるのはTVだし、TVの話題こそがネットで語られる。しかし、そのネットがTVをつまらなくしているという指摘は面白かった。

    色々と話したあと、最後には「ネットはあなたの人生を変えない」という主張に行き着く。

    ネットには様々な側面がある訳だが、一般人が普通に暮らしていく分には、こういうスタンスでネットと付き合うのが大事かな、と思う。

    最後に、読み終わって少し頭に過ったこととして、同じ話をネットでされても全く響かなかっただろうな、と思う。もっとも、これだけの文字数の記事をネットで読むなんて考えれない。みんなスマホ片手に毎日頑張っているけど、これからまた本というメディアが大事になってくるのかな、と感じた。やっぱり印刷物は強いよ。

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