- Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334035211
作品紹介・あらすじ
人と何を話せばいいかわからない、他人とうまくやれずに損ばかりしている。この本は、そんな人たちを救う一冊になるはずだ。あるときを境に著者は、「何を話すべきか」ではなく「何を聞くべきか」と考えるようになって、すべてがうまくいくようになった。些細なことだけど、そこを意識するだけで、相手と深くコミュニケーションがとれるようになったのだ。世の中には「しゃべること」が重要だというような風潮があるけれど、それはウソだ。自分の話ばかりで人の話を聞かない人間は確実に孤立していく。人は基本的に話を聞いていほしい生き物なのだから、つかむ話よりもつかむ質問、すなわち、相手の本音を引き出す「キラークエスチョン」を相手にぶつけるべきだろう。質問次第では相手の心にフックがかかり、固く閉じられていた心の扉が開く。
感想・レビュー・書評
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よき回答をする以前に、よき質問を褒めたたえましょう。
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大したことは書かれていなかったのだけど、「10年後、あなたは何してると思いますか?」はいいなぁ。聞く人の年齢によっても全然違うだろうし、そこで聞かれた人も色々想像、考えるだろうな。
しかし、人に聞くより、まず自分に聞いてみないとね。 -
会話は、「何を話すか」ではなく、「何を聞くか」。
様々なキラークエッションが、あなたの会話能力を高める。
・その服、どこで買ったんですか?
・昨日は、ちゃんと眠れましたか?
・好きな本を教えてください
・あなたの映画(○○)ベストスリーを教えてください
・あなたのお母さんは、どんな方?
・今までで、一番嬉しかった事(言葉)は?
・ところで、お腹すいてませんか?
・自分の子供は、どんな風に生きて欲しいですか?
・9-11の日、あなたは何をしていましたか?
・タイムマシンがあったら、どの時代に行きたい?
・目覚めたら、○○に、なっていたら、どうする?
・10年後、あなたは何をしていますか?
・牛を殺して、犬を殺さないのは、なぜですか?
・今日が、人生最後の日、何をしますか?
・神様が願いをひとつ叶えますが、何を望みますか
そして、
・あなたは、なぜこの本を読んでいるのですか?
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さくっと、読みやすい本。
作者の等身大で書かれた文体が読みやすく、共感しやすかった。
みんなに愛のある質問、したいとおもったし、自分にも問いかけていきたいと思った。
大人についてのところが素敵だった。 -
聞き上手は愛に生きている。そうそう、恋のはじめなどには素直に質問を投げかけている、あの感じだろう。「あなたに関心がありますよ」というまっさらな気持ち。
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彼はよく女の子に家族の話を聞く。「お母さんは元気?」「弟はどうしてるの?」「おばあちゃんは最近どう?」など、およそ恋愛とは関係ないような地味な話だ。ところが、この手の話は女の人にとって実に重要なのだという。
女の人にとって、「家族の話を聞ける人」は「自分のことをわかってくれる人」でもあるわけだ。特に母親は、女の人にとって自分の分身であり、友人でありライバルだったりする。ためしてみたらわかるけど、女の人は自分の母親の話をするのが大好きだ。49
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忘れがちなことだけど、会話というのは質問と応答のくり返しで成立するものだ。そして質問は、相手に関心がないとできない。つまり会話とは、他者に興味関心のある者にしか本来できないものなのだ。 143
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