「情報創造」の技術 (光文社新書 460)

著者 :
  • 光文社
3.44
  • (11)
  • (23)
  • (27)
  • (9)
  • (2)
本棚登録 : 312
感想 : 32
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334035631

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ①f.2010/6/7
    p.2010/5/21

  • 情報創造力がないと生き残れない!:
    「まねない力」で生き残れ! 
    どんどん仮説を出そ
    情報創造はなぜ必要か?:
    パワポづくりで無駄な残業をしていませんか?
    ちゃんと文章を書いて論理的に考えるべき
    情報創造の方法:
    情報受信するには知識と好き嫌いが必要
    いろいろなことを知っておこう
    情報の収集と整理:
    脳を刺激する自由で楽しい仕事場づくり
    デスクの配置
    情報創造の事例:
    仮説の立て方
    オリジナルなデータをつくる
    温故知新で考える

  • 賛否両論あると思うが、このテーマは自分にとって面白かった。著者の主張に主観的に納得。

  • 知識なしにまっさらな気持ちで情報に接するべきだという人もいるが、それはちょっと文学的に過ぎる。
    原因を掘り下げるときは、短期、中期、長期と同時に、引き金と火薬を峻別すること。
    ライフスタイルの変化は、生活単位、生活時間、生活空間、生活経済、生活価値(ニーズ)に分けるとよい。
    『「言語技術」が日本のサッカーを変える』で、日本のサッカー選手はなぜそこにパスを出したかと問われても答えられないことが多い。でもドイツなどは違う。プレイを論理的に説明する力。つくば言語技術教育研究所の三森ゆりか氏も、絵を見せて想像してもらい、なぜそう思ったかを論理的に説明させるという訓練をしている。

  • この著者の本は初めて読んだが、自信過剰で「おれってすごいでしょ、才能あるでしょ」感がすごい。また、「文句つけてくる奴はわかってない、おれのやってることは正しい」感もすごい。

    ただ、書いてある内容については、参考になる部分が多いのも事実。しかし著者が自分の思考のオリジナリティを自慢するほどには、この本に突拍子もない視点や考え方は載っておらず、仮説思考と情報収集の互いのフィードバックや、アウトプットの大切さ、疑問を持つことの重要性など、至極ベーシックな内容が説かれている。

    実例や体験がうまく挟まれており、全体としては、読みやすい。

  • ■技術というよりも,心持ちに重きが置かれている。
    ■全体的にのっぺりしたような印象。

  • モノの考え方、新しいことのうみだし方という点ではとっても納得のいく本でした。自分も開発者でソフトウェアの企画・開発を行っていますが、アイデアを生み出すためのアプローチとか、アイデアを生み出す過程とか「そうだよね」という点が多々ありました。自分の方法が「違う」と言われている点があったり、今まで試みたことのない方法などかかれていましたが、参考になる本でした。
    エジソンが発明は99%の努力と1%のひらめきと言っていましたが、アイデアも同じですね。情報の蓄積と、それを自分のものにするための「努力」が必要だと思いました。

  • アイデア出しの方法論を語る一冊。『下流社会』や『ファスト風土』などの言葉を作った人物の、キャッチーなアイデアの出し方を披露する……という感じ。作者の三浦さんは雑誌の編集者だったらしく、そこで語られるところの多くは編集者的な方法論が感じられた。

    端的に言えば、意識的なインプットと意識的なアウトプットをしよう、という話。これからの時代、情報を創造できる人材だけが生き残るという主張は、かなり的を射たものだと思う。特に、専門技術的なところのないサラリーマンなどは、これからそのスキルが求められるはず。一方では、そういうのを求めない会社もあるわけで、そういう職場はあまり先行きが明るくないかも。

    難点は、作者本人のアイデア出しの方法が、あまり参考にならないということ。こればっかりは、人それぞれだよね~と思う。作者のやりかたを見習いつつ、自分流の方法を編み出すことが大切。一方で、作者が具体的にどのような過程を踏んで情報を創造したかについては、かなり面白かった。現代においては「興味」と「調査」と「価値観」のスクラムが、有用な情報を創造する……のは確かだと思う。

  • この本はあとがきに全てが詰まってる感じ。
    あとがきを読んでから本文を読むようにすれば理解しやすいのかも知れない。

    本文には例題や今までの出来事や「こんなことがあった」という実例が書いてある。具体例や何故その考えに至ったかの経緯が書かれているので気になったところをつまみ読みしやすい。

    自分の考え、主観で情報を発信していくのは大切ですね。

  • 企画を常に30本持つ。
    収集する本やテーマは、仮説に従って、対象、内容、分類ジャンルを変更させるべき。
    壁新聞で情報をアウトプットし、定着させる。思いつきを箇条書きで整理して、情報をまとめる。情報はまとめすぎず、色々な仮説を出せるようにする。

全32件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

三浦展(みうら・あつし)
1958年生まれ。社会デザイン研究者。カルチャースタディーズ研究所代表。家族、若者、消費、都市、郊外などを研究。著書に『 「家族」と「幸福」の戦後史――郊外の夢と現実』 (講談社現代新書) 、 『ファスト風土化する日本――郊外化とその病理』 (洋泉社新書) 、 『東京は郊外から消えていく!』 『首都圏大予測』 (光文社新書) 、 『愛される街』 (而立書房)などがある。

「2022年 『中央線がなかったら 見えてくる東京の古層』 で使われていた紹介文から引用しています。」

三浦展の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×