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この作品からのみんなの引用
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だけど、ひどいのはヒントもチュートリアルも十分に用意せず、公正なレベルアップの仕組みさえないのに、「とにかく頑張れ」「夢をあきらめるな」と騒ぎ立てる社会のほうじゃないのか。別に「クソゲー」なんてクリアしなくてもいい。クリアをあきらめて、友だちとそれなりの楽しみを見つければ、この社会はそれほど悪くはない。
― 271ページ -
何のヒントもなくフィールドに放り出され、「やればできる」と急かされる。ゲームでは、そういう作品のことを「クソゲー」と呼ぶ。僕たちが生きるこの社会には、「クソゲー」と呼ばれるゲームの要素がいくつも含まれている。チュートリアル(ゲームを進めるための解説)が不十分でゴールが不明瞭。自由度が高そうに見えて、実は初期パラメーターに大きく依存する行動範囲。セーブもできないし、ライフは一回しかない。
― 266ページ -
何のヒントもなくフィールドに放り出され、「やればできる」と急かされる。ゲームでは、そういう作品のことを「クソゲー」と呼ぶ。ーチュートリアルが不十分でゴールが不明瞭。自由度が高そうに見えて、実は初期パラメーターに大きく依存する行動範囲。セーブもできないし、ライフは一回しかない。僕が特に問題だと考えているのは、レベルアップ制度の不備だ。日本では、向上心がある人でも学歴がない場合やフリーターを続けているような場合、社会的地位や収入を上昇させるようなレベルアップの仕組みが整備されていない。
― 266ページ
みんなの感想・レビュー・書評
目次から抜粋(印象に残ったもの)
・自分探しの幽霊船に乗る若者たち
・セカイ型・文化型・自分探し型・観光型
・「箱庭」で遊ぶ「やさしい」若者たち
・あきらめの舟
・「社会的老化」と「冷却」
・村々する若者たち
所々で吹き出しました(笑)
読んでて楽しい文章だな~。参考文献を読みたくなる。
ピースボートでの質的・量的データを元に、若者の旅を類型化し、そこから大人には出しにくい結論を導いている本です。本田さん、大澤さんのご指摘ももっとも。巡る議論も含めておもしろいです。
娘がピースボートに乗るといい始め、情報収集のために読んだ一冊。
色々あるようだが、筆者も研究の傍ら、同年齢の若者たちと同様に、サークルの雰囲気を楽しんでいたようだ。
★4.5
読み始めてからすぐ、胸がどきどきした。
なんとまぁ、この懐かしい感じ!
毎日図書館で必死になって卒業論文を書いた二年前が蘇りました。
簡単に読めるけど、面白い。発見がある。
この本はそんな一冊です。
まるで誰かの卒論(実際に著者の卒論らしいですが)。
他人の卒論を読むあの緊張感とときめきが味わえます。
著者の考察が正しいか正しくないか、ではなく、
全くの未知であったピースボートの知識を与えてくれた、
船内とリアルの世界を縮図だと結びつけた若者論考察、
卒論のあのときめきを与えてくれた、
すべてが私には面白かったです。
KOTOBAか何かに著者と上野氏の対談が載っていたので興味を持ち購入。
少し自分のAFS体験を思い出した。
つっこみどころはある気がするが、後半の冷却に関する分析は面白く読んだ。
色々もっと読みたい。
ピースボートでの長期共同旅行を通じて、著者が乗船客を対象に行ったフィールドワークから、若者の共同性と目的性について論じた一冊。
前半はピースボートの説明に終始しているので、
何が言いたいんだこの本は?という感じになるのですが、
後半にかけてたたみかける若者観察の考察結果が鮮やか。
若者にとってコミュニティは目的性を必ずしも帯びていない、
むしろ過度な目的性に対する冷却装置であるという点は、
とっても分かる。その感覚。
その他、リアリティのあるフィールドワークの記録が、
貴重なデータとして使えます。
ただ、著者はやっぱりちょっと、なんというか、
ひねくれてますよね、文体とか読んでると笑
そこがまた、観察者としてはいいスタンスなのかもしれないけど。
『絶望の国の幸福な若者たち』に続き、古市憲寿さんのデビュー作である本書を読了。発行から一年半以上経った若者論を読むのは今さら感が否めないが(そんなこと言い出したら何も読めないか)、東日本大震災以前に書かれたものなので、「3.11後、日本(日本人)は変わった」とか「復興のために」などといった声をあげる若者は登場しない。 現代日本の本質を捉え、若者に「あきらめろ」というよりも社会へ若者に「あきらめさ... 続きを読む »
難しい本を読んだなー。
最後の先生からのあとがきみたいなのを読むことで作者に好感をもてた。
頭のいい人なんだろうな
メモ程度の感想 本書を読んでいて感じたのは、若者と年配者が話し合いで妥協案を協議することってとても難しいんじゃないかっていう悲観的な考え。 本書の論理からも実体験からも。 本書で分類されている「セカイ型」の若者への分析として、「異質なものに対する耐性の弱さ」という指摘がある。 自分が大好きなもの、価値があると思っているものに対して反対するものに嫌悪感を抱くのだ。 それってなぜなん... 続きを読む »
ずっときになっていたポスター、「99万円世界一周」の裏側潜入ルポ的なフックから、ちょっと前の若年=世の中(日本)を書いた本。
読みやすい砕けた文体の中に急に出てくる「AかつB」みたいな分析表。
問題提起しているような・していないようなブラブラしたかんじが面白く読めた。
社会はもはや物語を与えてくれないから、自分で自分の物語をつくらなくてはいけない。
私も学生の頃は、海外放蕩(放浪)の旅をしていたものだ。懐かしい。
たしかにロマンがあって、わくわくしたものだ。
最近は研究、仕事が忙しくてそれどころでなくなってしまったな。
「承認の共同体」を結成し、「夢」「希望」をもつ若者をシニカルな目線でとらえた本。
ピースボートの乗車経験から、「現在の若者」を解説。
課題だから読んだ。

最初は内容が理解できず、読み続けていくうちに次第に理解できるようになってきた。社会学の本を初めて読んだことが原因だと思う。次第に霧が晴れていく様は、映画に似ているような感じがした。まだ1度読んだだけな...





