おひとり京都の秋 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334035860

感想・レビュー・書評

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  • 京都出身の著者が京都について紹介するシリーズの親書。
    草津、滋賀の情報も含まれる、「秋の魅力」を語った一冊だ。

    ちょうど、井上氏の『京都ぎらい』を読んだこともあって、「都人」を自称する人の自尊心ってどんな感じなんだろうなあ、と意地の悪い視点で読んでしまった。
    地方のおいしい食べ物を、そのまま紹介すればいいのに、「鄙にも稀」とかって上から目線で言ってしまうところが「都人」の傲岸さか。

    この人の他の著作を読んだ時にも思ったのだけど、やたらと「都人は」と京都らしさを鼻にかけるのをやめて、気障っぽい言い方も控えれば、読みやすく知識もすっと入ってくるいいガイド本になるんだけどなあ、と思う。
    そうすると、毒っ気もなくて面白みに欠けるのかもしれないけど。

    本書で面白かったのは、宿坊に実際に泊まって、どんな体験だったかを書いてくれているところ。
    ちゃんと身をもって経験して文章にする、って、簡単なようで案外大変だと思うのだけれど、誠実だな、と思う。

    あとは「都人は」って言わなきゃいいのにな。(個人の感想として)

  • 京都出身に著者による、おひとりさまでも楽しめる京都の秋

  • 三葛館新書 291.62||KA

    もみじや秋の七草を堪能できる寺社(メジャーなところから穴場まで!)、秋を感じさせる京都のさまざまなグルメスポットや秋にぴったりの宿泊施設など、秋の京都を満喫するための情報がこの一冊に詰まっています。
    それぞれの場所を訪れるための情報はもちろん、一つ一つのスポットの歴史的背景や情景の描写も巧みにかつきめ細かく書かれているので、読みながら、まるでその場所にいるかのように想像を膨らませるのもとても楽しいですし、文面に表された風流な景色を眺めに京都に行きたくなります。
    読み物として目を通すのはもちろん、巻末には地図も付いているので、ガイドブックとしても活用できて、幅広い使い方ができる一冊です。
                                  (かき)

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=59560

  • 行きたいところメモ
    縄手ワイン食堂
    広東料理鳳泉
    じみこうげつ

  • 京都にお住まいなので、地元の旨いものが満載。
    ただ、京都市内だけはネタが足らないのか、
    滋賀県の湖東三山とかが一緒に入っています。
    私的には問題ないですけど…

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著者プロフィール



「2023年 『歩いて愉しむ京都の名所』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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