- Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334035990
作品紹介・あらすじ
世界中の旅行者を魅了する、ヨーロッパでも屈指の人気を誇る国・イタリア。日本では、いまだに「イタリア=歌って踊って恋をする国」というイメージが強い。しかし、その魅力は、男たちや女たちが織りなしてきた数々のドラマ、芸術家たちが味わった苦悶や歓び、英雄や偉人たちの精神と行動の軌跡、民衆が繰り広げてきた何気ない日常生活の集積体であり、かつ、それらを保存してきた都市のの魅力でもある。それぞれ特色のあるイタリアの街から、24都市を厳選-。イタリア留学経験もあり、レオナルド・ダ・ヴィンチ研究でも知られる著者が、さまざまな歴史上のエピソードを紹介しながら、「イタリアを歩く楽しみ」を伝える。
感想・レビュー・書評
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イタリア人は最も観光客を扱うのが上手。これだけの歴史があってその中で生活をしていれば、生活の中に自分の街を訪れる人をもてなすのは当たり前なんだろうな。
まだ訪れたことのない街がたくさん。何年かイタリアから遠ざかっているから今年はイタリアかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
NHKのイタリア語テキストにて連載中に担当させていただきました。池上さんは大学の先輩でもあり、尊敬する書き手です。
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ついつい引き込まれる、と言った文体では無いし、なんとなく物足りない感じもあるけれど、これがNHKイタリア語講座のテキストの連載だということなら納得。各回のページ数限られてただろうし。なので駆け足でイタリアの文化や歴史に触れるパンフレット的なものだと思って読むといいと思います。写真オールカラーできれいし。
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タイトルのイメージより面白い
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NHKラジオイタリア語講座の元ネタかと思ったら、TV講座用テキストに連載していたそうだ。現在のラジオ講座と都市のダブりはなさそう。
1都市あたり新書で数ページ(図版こみ)なので物足りないのは仕方ないが、行ったことのある町(14都市)にはまた行きたいと思い、言ったことのない町には行きたいと思った。図版がオールカラーなのもよい。 -
ぐっと心に迫る都市の燦然と輝く物語。気軽にひとくちパクリと読める物語は、読む者を夢想の郷に誘う。著者自身が撮影した写真たちは、物語の中にある力を解き放ち、息吹を得た時を想像させる。物語と写真は絡み合い、神秘的な影が伸びて絵が浮かんでくる。その絵に似た特有の旅をしたい、そう思わされる。知っている物語を、一語一語噛みしめて、一つ一つ自分の目と心で確かめたい。同じ所にいると、思想が静止の状態で持続する、慣性がつく。だから人は、エキゾチックな場所に、すーっと飛んで行き、そこで新鮮な時を想像し、新しい日常に帰る。
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イタリアの都市を、歴史や逸話をもとに紹介している。
イタリアに行ったことはなくても、
世界史の本で通り過ぎた都市が魅力いっぱいである。 -
小さいころから何故かイタリアが好きで、興味があったから読んでみた。
歴史はあんまり得意じゃないから難しくてちょくちょく読み進めたけど、イタリアの美しい街並みはたくさんの英雄や偉人たちの日々の軌跡によって作り上げられたものなんだなーと思った。ますます行ってみたくなった。