日本人はこれから何を買うのか? 「超おひとりさま社会」の消費と行動 (光文社新書)

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著者 : 三浦展
  • 光文社 (2013年4月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334037406

日本人はこれから何を買うのか? 「超おひとりさま社会」の消費と行動 (光文社新書)の感想・レビュー・書評

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  • 個人化・孤立化が進む中、ライフスタイルはどう変わっていくのか。モノを買わない時代、人々は何を求めているのか。「シェア」と「共費」をキーワードに、様々な地域や企業の取り組みを紹介し、日本社会のゆくえを予測する。

  • 【第1章】これまでは一人暮らしというと若者のイメージであったが、今後は都市圏を中心に、中高年の一人暮らしが増える。原来家族中心だった日本人のライフスタイルは、一人暮らし中心のものに今後は変わり、また、単発的に友人と生活をするなどの、新しいタイプの消費スタイルも生まれてくる。

    【第2章】おひとりさま消費の現状としては、一定以上の年収のある「未婚•一人暮らし」に絞って見てみると、消費者の年齢差、男女差が小さくなる傾向にあった。


    【第3章】今後おひとりさま社会に必要になってくるものは、食生活を代表とするヘルスケアである。高齢男性はコンビニや外食を利用する傾向があるが、女性を筆頭に、今後食の安全性を求め、自然食品へのニーズが高まる。

    また、ケアの一環として、カーシェアリングやワークシェアなどが必要になってくる。必要な時にだけ、という合理的な観念に基づき、地域住民と車を共有したり、今後病気や介護などの負担により仕事との両立を考える際、労働時間を減らし、雇用者数を増やすということが必要になってくる。

    【第4章】超おひとりさま社会を乗り切るビジネスとして、今後コミニティーが重視され始める。

    高齢化や人口の都市集中などの問題から、消費者の新たな需要に対応するための新しい販売業態が必要となる。それは、コンビニや自治体が行う宅配サービスであったり、コムビニという人同士の付き合いを楽しむための地域密着型のサービスを提供する場が必要となってくる。

    また、働き方にも多様性がでてきて、居住地域単位で活動する場合も増えてくる。これらのコミュニティ自体が商品となり、医療、福祉だけでなく教育、文化、芸術の面からもコミュニティーサービスを考案、広げていく。

  • 人工構成が変わってきているなか、独り暮らしが増えるだろうという予測に基づいた内容。
    世の中を読み解くヒント、いただきました。

  • 2030年、高齢者のおひとりさまが増加する。それによってどういう変化がライフスタイル、消費行動に表れるか。様々な数値データ(未婚、親元暮らしの年収比較、老若男女の消費行動の傾向等)とともに、著者が様々な提案をしていく。
    私が気になったのは、「制約社員」というワード。子育てや介護をしながら働く人でフルタイムで働けない人のことを言う。著者は、そういった人たちを積極的に雇用すべき、と述べている。そうすることでワークシェアリングが自然と生まれ、働く人同士のコミュニケーションが育っていく、という。
    それは共感する。仕事はそもそも協力し合いながらやっていくものだし、働き過ぎて体を害するより全然良い。そういった働き方や、社会の動きには賛成です。
    でも、それ以外の話にはあまり興味持てなかった。

  • 下流社会の三浦先生、それ以外の書籍で当たりは全くない。くだらな過ぎて途中で投げ出した。

  • ○マーケティング・リサーチャーである三浦氏の作品。
    ○少子高齢社会の進展による「おひとりさま社会」を迎えるに当たって、消費動向や経済動向がどのように推移しているのかを分析した作品。
    ○今までの三浦氏の著作同様、実際の経済指標等を用いて、(割とネガティブに)分析・評論している作品。
    ○分析は、経済動向等を素直に捉えているように感じるが、論旨や結論に独自性が見られない点が残念。

  • 直線的な予想ではあるが、批判的に読むことで将来予想の深みが増す。

  • 横須賀図書館
    《目次》
    第一章 老若男女すべて「おひとりさま」
    第二章 おひとりさま消費の現状
    第三章 おひとりさまは何が欲しいのか
    第四章 コミュニティーという商品を買う時代
    《内容》
    データを基に新しい提案をしている(勉強不足でもう提案されているかもしれないが)本。先日友人との会話でコミュニティーの話をしていたので、より気になった本であった。

  • 「日本人はこれからコミュニティ商品を買う」というと商業主義っぽいけど、一人暮らしが増えていく将来の社会を生きる人間がお互いを「ケア」しながら「人と人のつながり」を作っていくのを助ける事こそ、これからの地域社会や企業に求められる役割、という意味だと思われる。
    「シェアハウス」はインターネットを通じた「知縁」が住民相互の「ケア」と「人と人のつながり」を支える好例だが、縁のない一人暮らしの「おひとりさま」同士が「地縁」を通じてコミュニティ形成できる場が地域社会にはない。三浦展はそうした地域社会のための「コムビニ(community-convenience store)」を提案している。
    前作『東京は郊外から消えていく!』もそうだったけど、統計・アンケートを基にした分析が丁寧なので、きちんと読むと方法論を盗める。議論が多少大雑把な舵取りに見えるのは、新書の想定する一般人読者には取っ付きにくいとして「仮説・検証」を直接見せなかった結果だろうね。そういう読みも楽しみ方としてありだと思うし、調査報告の一形態として参考になる読み物だと思うので、星4つ。

    (蛇足)老若男女の消費傾向の差が縮まっているという分析があった。老若男女に共通のニーズがこれからの主流になっていくのだとしたら、市場のターゲッティングも無意味化するのかなぁ、なんて思ってしまう。高度発達したITが市場分析を正確にするも皆だいたい一緒の買うから無意味!みたいな未来だったら、それこそ皮肉っぽいなぁ。もはや人間の属性なんて関係なくて、明日台風だからコロッケ売れるとか、人のつながりと動きの中で生まれる消費が中心になっていくんじゃないかなぁ。レビューからどんどん離れていっちゃうからここまで。

  • 出張往路新幹線車中で読了。
    最近の三浦氏の著書に多い、調査結果に対するコメントで1冊の本にしてしまったような内容で、「書籍」と思って読むと「なんじゃこりゃ?」となってしまうが、「調査報告」を聞いていると思って読めばなかなか興味深い。

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