- Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334038120
感想・レビュー・書評
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東北の関ヶ原という視点が興味深く購読。とはいえ東北の関ヶ原では一冊の新書は成り立たず、「上杉家からみた関ヶ原」「いつもの関ヶ原」で大半を占めることになっている。※政宗の本格登場は4分の3を過ぎてから
家康の豊臣家筆頭としてのスタンスや、三成が関ヶ原直前まで反家康ではなかった説など、簡単には共感出来ないが、これも自分が定説に毒されているからか?
また、上杉と三成の事前密約がなかったとする説は昨今主流のよう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
東北の「関ヶ原」である上杉景勝勢の戦いにまつわる、「直江状」や「小山評定」の真贋について最近の研究結果をもとに紹介している部分に重点が置かれている。
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「東北の関ヶ原」というタイトルの内容が出てくるのは最後の方で、豊臣政権と上杉家の関係が大部分を占めている内容の本です。
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関ヶ原においての東北、特に上杉氏と伊達氏。
上杉景勝が家督を継ぐまでとか、三成との関係とか。
読みやすく、取り扱うことのこれまでの研究史の簡単な抜き出しがあって、分かりやすかった。 -
藤田信吉裏切りの項と、最終章の北の関ヶ原の章のみ読了。詳細に戦況がわかり興味深い。毛利の安国寺恵瓊、上杉の直江兼続と、後世まで家が残らなかったものが、本家の失政を棚にあげ、戦犯にまつりあげられたという面には、なるほど、と。