パリの美術館で美を学ぶ ルーブルから南仏まで (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334038373

感想・レビュー・書評

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  • 友人のススメで読みました
    著者の体験記ははじめて読んだかもしれない
    美術館好きなのでパリの美術館をやさしくガイドしてもらえてよかったです

  • 1023

  • フランス文化はイタリアに学んだもの
    料理などもルーツはイタリア

    ロココ 人間中心
    新古典 古典古代をheroicに

    アングルの解剖学的歪曲

    ジェリコー《メデューズ号のいかだ》1819

    モネ 光=色彩

    école de Paris

    藤田嗣治(紫派)と黒田清輝

    ケ・ブランリー美術館



    マネ《オランピア》1863

    セザンヌ 彫刻的

    ロダンの彫刻における文学性

    裸婦像も明治以降

    Monna Lisaと三連画

  • パリと、近辺の美術館ガイドと言える。
    ガイドをしながら、こういった見方も面白いだろう、美術史を追いながら美術館を巡ったりと普通のガイドにはない見方もできる。
    多くの美術館があるパリで、このガイドのルートでも良いし、また違ったルートでも回れたら面白いだろうな。
    それぞれの画家の家(アトリエ)を巡るだけでも楽しそうだ…

  • 「美を学ぶ」とあるが、啓蒙/教養/入門本ではなく、著者の体験記。図版も殆どが著者自身が撮影したものなので、斜めだし(美術本としたら、2次元作品の図版としてはいかがなものか、だが、体験記・旅行記だから仕方ない)、南仏の章に殆ど図版がないのは、著者が旅行中に強盗に遭い、カメラ(を含めた貴重品一切合切)を盗まれてしまったためだという(美術本なら、然るべき手続を取って代替となる画像を入手するだろうが、体験記・旅行記だから、そういうことは考えなかった模様)。
    したがって、書かれていることは著者の独自見解、眉唾なことも多い。「ルーブルには、世界の美術がある。これは他の国の大美術館では、あまりみられないことだ。」(p.50)とか書いているが、そんなことはない。イタリアとギリシアは自国の美術しかないと言っているが、ヴァティカンには古代オリエントも古代ギリシアもある(ヴァティカンは正確にはイタリアじゃないが、ルーヴルと比較すべきなのはヴァティカンだろう)。大英博物館&ナショナルギャラリーやメトロポリタンを見よ。というか、西洋美術の美術館でイタリア美術を含まないものがありえないんじゃないですかね。イタリアの(ヴァティカンほど大規模でない)美術館で、バロックあたりまで殆どイタリア美術で埋め尽くされているのは、その頃までの西洋美術の大主流がイタリアだったからですよね。ギリシアは行ったことないので知らないが、著者が例に挙げているのがアテネの国立考古学博物館なので(しかもエジプトの物はあると言っている)、フランスやオランダやドイツがなくても当然なんじゃないですかね。比較するものが間違っている。
    レオナルドが死ぬまで手元に置いた3つの絵画が三連祭壇画で、洗礼者ヨハネとモナ・リザが受胎告知のガブリエルとマリアに擬されているのではないかという説は、みずから「これは、トンデモ、の仮説なのかもしれない。」と書いているが、実際トンデモだと思う。
    突っ込みどころ満載だが、個人的な旅行記・感想と思って読めば、それなりには面白かった。

  • 【最終レビュー】

    図書館貸出。

    〈原田マハさん既読著書:美しき愚かなものたちのタブロー〉

    マハさんの著書で挙がっていた;ルーブル美術館・ロダン美術館…

    上記だけではなく…

    多種多様・個性豊かな美術館の空間の数々…

    タイトル通り

    [美術館を巡る学びの旅]

    パリだけでなく

    パリ以外のあらゆる地域に点在する美術館の光景に彩られている世界観…

    究極に究極を極めた

    『芸術性の神髄が存分に込められた「多様な人間的存在感」』

    各美術館において、思い思いの

    『筋道のある「特性を生かした空気感」

    深みに深みのある

    『理性・感性・知恵・理知・精緻・装飾・普遍的・抽象的・文学的味わい・五感の全て…』

    これらが互いに交錯する中での

    〈アートに秘められた『一言では決して語られない「一作、一作の物語の数々」』〉

    が綴られているといった印象である。

    あくまでも、私的な視点においては、そう捉えている。

    捉え方そのものは、それぞれにおいて見解の相違もあるはずだから…

    『本物を、実際、自分の生の目で確かなものとして、どう感じ取り、汲み取るのか』

    それは、読む側一人一人に問いかけているかのようでもある。

    後半

    某地域でのトラブルで巻き込まれた中

    偏見のない、人種・世代を超えた

    『アットホームな光景の数々』

    『国境を超えた日本文化の浸透』

    実りのある、印象深いエピソード…しんみりと感じていた…

  • 面白かった。

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著者プロフィール

解剖学者・美術批評家

「2021年 『養老孟司入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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