- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334038441
感想・レビュー・書評
-
わかりやすいと思う
そんなに読むのが苦にならなかった
精神的タフネスさ
積極的行動とそれに連関する思考力
自己認識と他者認識
が、教員にも必要詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者は真剣に生徒と向き合う良い先生なんだろう、と思う反面、新人教師を恫喝したエピソードでは指導のために恫喝は必要だったのだろうかと疑問が残る。前後の状況や新人教師の態度などわからないので何とも言えないが。
それでも必死に教育者としてあるべき姿を模索する様は、ただ非難ばかりしている有識者より、よっぽど責任感があり信頼できる。大量の雑務に忙殺されず、教育者としての能力を研鑽できる職場に、どの学校もなっていってほしい。激辛カレーイジメなんて論外。 -
買ってから数年間積ん読していましたが、その整理中に見つけたので読んでみました。
第1章は「残念な教員」についての紹介と分析を、著者は厳しい筆致で述べています。読み始めてすぐに「あぁ〜、自分はまさに「残念な教員」だなぁ」と、過去の失敗や残念な思考パターンが次々と思い出され、胸の奥を深く抉られました。
しかし、第2章以降は周囲の「残念な教員」を厳しく非難し、それとは対照的な著者の「マッチョ」な成功談が頻繁に登場します。これには私は違和感を覚えました。例えば、著者の意見に反論しようとした後輩教員に対し、職員室内で怒鳴り散らして黙らせるなど、パワハラ以外の何者でもありません。また、生徒心理把握の方法として生徒の前でわざと怒り、反応を試すようなやり方は、生徒を支配し、モノとして扱うようなものに感じられます。自身の成功談も、なぜそれが成功したのか、きちんとした分析は述べられていません。Amazonのレビューでもその辺りのことが多々指摘されており、星1つのレビューが目立ちます。
ということで何だかすっきりとしない読後感ですが、仕事から一時的に離れている今だからこそ立ち止まってこれまでの教員生活を落ち着いて振り返り、「残念な教員」などと思われないように、基礎となる教科指導と生徒指導を一から考え直し、それらの能力向上に努めていきたいと思います。-
2021/04/22
-
-
読むほどに、教員になるまでに勉強しておきたいことが頭に浮かんできました。また、なんだこの先生は!と思う残念な教員についても同感できるものがありました。子どもを自分の目でとらえて、子どもに寄り添った教育ができるよう実践していこうと決意できました。
-
ところどころ、この人の思い込みや決めつけだけで、根拠のない論が出てくる。「自分はすごい」感、「他の教師は全然だめ」感が出てきて鼻につく。確かに考えていることや実践していることは参考になる部分もあったが、表現方法を考えた方が共感を得られるのではと思った。
-
2016年08月16日読了。
-
読んでいて思わず私は違う!と言いたくなるような、でもそんな部分こそ実は自分のウィークポイントだったりするガツンとくる本だった。本、読まなきゃダメだな。
-
文章が高飛車でちょっと読みづらかった。
著者からすればなかなか教員に値しない人も多いのだろうけど、私の現場からするとそんなにいないけどなあと疑問に思った。
それとだいたい「何%」いるってその人の感覚だから根拠がないなあとがっかりした。
この問いは大事 98
教師の姿勢 斉藤喜博 154 -
過激な内容ですが、9割は真実です。
-
民間から教師に転職してきた身として共感できる部分も多い。著者の自慢がいちいち鼻にかかるが、ネタとして見れば面白い。
「教育に遅効性はない」という言葉が胸に刺さった。
「今はわからないけど、大人になったらわかる」という指導は教師の言い訳だ。
そのときに心に刺さらなければ、大人になる前に忘れているものだ。自分自身の経験からも納得できる。
その瞬間に必要な指導を与えなければならない。