下流老人と幸福老人 資産がなくても幸福な人 資産があっても不幸な人 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
2.68
  • (0)
  • (6)
  • (12)
  • (10)
  • (3)
本棚登録 : 129
感想 : 19
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334039134

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • データの引用はあるが、考察については作者の思い込みが激しすぎる。参考にならない所か、害悪ですらあると感じた。

  • 夏休みの自由研究か?位の出来。
    調査結果をグラフにして説明して、筆者の感想を述べてるだけだった

  • 統計分析はなかなか興味深いものがあったけれども、
    学術論文を読みたいわけではなかったので、
    やや無味乾燥したもののようにも受け止められた。

  • DATA分析型の書籍でDiSCのCタイプには受けそう。けど、自分の目的にいまいちなので星2個

  • とりあえず老人の70%は幸福らしいが、データはあまりアテにならないと感じた。65歳~80歳というのが大雑把だし、住んでる地域や学歴もわからない。だから、学歴が低い事を後悔している人が多い事に驚いた(住んでる地域への後悔はないようだが)。
    ここ数年、高齢者との付き合いが増えているが、皆自分勝手で我侭でズルくて嫉妬深くてどうしようもない連中ばかり。特に男はダメだ。こういう連中が世の中に溢れ出すのかと思うと恐ろしくなる。例えば、カネにも夫婦仲にも不満はないが、他人の事はどうでもいいという人は本人は幸福であっても周りにとってはとても面倒で厄介な人物になる。本書にはこの視点(本人は幸福でも社会的に迷惑な人)がない。
    今後、老人による事故や犯罪は確実に増える。老人の幸不幸を考えるよりも脳科学や犯罪心理学を駆使してそれらの抑止をする事が急務である。たとえ本人が幸福であっても周りが迷惑するんじゃ堪らない。中年以下は自分の将来を考える前に目の前の老人をどうすべきか?を考えなければならない。

  • 2016.6.26 日経ヴエリタス
    「経済を読み解~くこの一冊」

  • 高齢化社会で65歳以上のシニアが増えるが、特に増えるのは、一人暮らしの女性の老人である。シニアに限らないが、資産があっても友人がいないより、資産がなくても友人がいる方が幸福度が高い。このような友人、趣味の仲間、一緒に何かを楽しめる人、手を貸したり借りたり、知恵を貸したり借りたりできる人を持つことが重要という。男性では学生時代からの友人が多いほど幸福度が高い。女性は趣味・教養の友人の数が多いほど幸福度が高い。他人の幸せを考える人に幸福度が高いが、金持ちになり、高級品を身に付けたい人ほど幸福度が低い(笑)

  • ・タイトル通り、老人における資産と幸福度の関係をデータを元に分析している。
    ・結論は、巻末インタビュー(ひふみ投信の藤野氏)に全て記載されているので、そこだけを読めば良い。以下がその抜粋。
    ・下流幸福老人は資産が少なくても自分だけでなく他人の幸福も考える人、下流不幸老人はお金が欲しいと言い続ける人、上流不幸老人は資産が多くても夫婦や子供との関係が悪い人。
    ・収入が増えると満足度は上がるが、年収600万円を超えると幸福度は上がらなくなる。
    ・収入に応じた水準で生活を固定化してしまうと、より収入が欲しくなってしまい、いつまでも資産が足りないと考えて幸福になれない。
    ・資産と幸福度の関係でいえば、年収600万円までは連動するが、それ以上では連動しなくなる。
    ・男性は、毎日のようにおしゃべりするというより、気のおけない仲間とたまに集まって談話するくらいで十分なので、友人の数が多ければいいというわけではない。また、地域の人とコミュニケーションができても幸福度は上がらない。社会に評価されたい、必要と思われたいという意識が強い。趣味の友人がいると幸福度は上がる。

  • このところ多忙につき、読感を書いている時間がない。
    とりあえず、読みましたということで、読了日と評価のみ記載。

    2016/9/29

全19件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

三浦展(みうら・あつし)
1958年生まれ。社会デザイン研究者。カルチャースタディーズ研究所代表。家族、若者、消費、都市、郊外などを研究。著書に『 「家族」と「幸福」の戦後史――郊外の夢と現実』 (講談社現代新書) 、 『ファスト風土化する日本――郊外化とその病理』 (洋泉社新書) 、 『東京は郊外から消えていく!』 『首都圏大予測』 (光文社新書) 、 『愛される街』 (而立書房)などがある。

「2022年 『中央線がなかったら 見えてくる東京の古層』 で使われていた紹介文から引用しています。」

三浦展の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×