広島カープ 最強のベストナイン (光文社新書)

著者 : 二宮清純

• 光文社 (2016年5月19日発売)

感想・レビュー・書評

[じゅうさんの感想 · 2022年12月17日]

「二宮清純」の『広島カープ 最強のベストナイン』を読みました。

古書店でみつけたのですが…　懐かしいOBから、最近の選手までが網羅されており、ついつい買っちゃいました。

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名うてのカープウォッチャーが、OB・現役の中からベストナインを決定！
投手は先発3人と中継ぎ・抑えを１人ずつ、そして監督も加え、計14人にインタビュー。
彼らの熱き言葉をお届けする。
広島ファンならず、野球好き必読の書！
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「二宮清純」が選んだ最強のベストナインは以下の通り…　投手だけは5人選ばれていることと、監督も含まれているので、計14人です、、、
広島カープ 最強のベストナイン

日本人に限定されており、外国からの助っ人は対象外だそうですが、みーんな知っている選手なので愉しく読めました。

　■はじめに
　■1 遊 高橋慶彦
　■2 二 菊池涼介
　■3 右 前田智徳
　■4 中 山本浩二
　■5 三 衣笠祥雄
　■6 左 丸佳浩
　■7 一 水谷実雄
　■8 捕 達川光男
　■9 投【先発①】 外木場義郎
　　　　投【先発②】 黒田博樹
　　　　投【先発③】 北別府学
　　　　投【中継ぎ】 大野豊
　　　　投【抑え】 江夏豊
　■監督 古葉竹識

やはり、個人的には1975年（昭和50年）の初優勝メンバが入っているのが5人も入っているのが嬉しかったです、、、

「山本浩二」や「衣笠祥雄」、「水谷実雄」、「外木場義郎」、そして監督の「古葉竹識」…　忘れられないメンバです。

その後の赤ヘル黄金期を支えた「高橋慶彦」や「達川光男」、「北別府学」、「大野豊」、「江夏豊」も印象深い存在…　いやいや、ホントに愉しく読めた一冊でした。

惜しくも選に漏れた選手や、外国人選手が含まれていないこともあるので…　是非、年代別でのベストナインを選んでもらって、もっと沢山の選手の言葉を届けて欲しいです。


それにしても、意外だったのは「北別府学」の日本シリーズでの成績…　5度にわたって日本シリーズに出場し、11回マウンドにあがり、そのうちの6回は先発、、、

5度の出場のうち、3度は日本一に輝いているにも関わらず、一度も勝投手になっておらず、日本シリーズ通算成績は0勝5敗…　213勝という通算成績のことを考えると不思議でならないですね。

著者プロフィール

（にのみや　せいじゅん）1960年愛媛県生まれ。スポーツ紙や流通紙の記者を経てフリーランスのスポーツジャーナリストとして独立。株式会社スポーツコミュニケーションズ（http://www.ninomiyasports.com/）代表取締役。『最強のプロ野球論』『プロ野球の一流たち』（ともに講談社現代新書）など著書多数。

「2014年 『プロ野球　名人たちの証言』 で使われていた紹介文から引用しています。」