語彙力を鍛える 量と質を高めるトレーニング (光文社新書)

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著者 : 石黒圭
  • 光文社 (2016年5月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334039240

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語彙力を鍛える 量と質を高めるトレーニング (光文社新書)の感想・レビュー・書評

  • このレビューを書いていても
    語彙力がもっとあればな~と思う。
    内容がとても簡潔で分かりやすかった。

  • 語彙力を「豊富な語彙知識」×「精度の高い語彙運用」と定義し、各々のスキルを高めるための処方箋を紹介。
    若干プレモル推しの記述が気になるが、総じて語彙力を高めるに役に立つ内容である。定期的に読み返してトレーニングを心掛けたいと思う一冊である。
    なお、問題集ではないので、この本は語彙力を高めるきっかけに過ぎない。後は読者の鍛錬あるのみ。

  • 語彙を様々な側面から見ることができる本。
    例えば上位語と下位語、文字種、方言、新語と古語、語構成...。
    語彙について、なにか包括的なビジョンが得られるというわけではないけれど。
    それはこういう本の宿命ではないか?と思う。

    適切な語を使いこなすには、という問題を扱った第三章が私には有益だ。
    11のチェックポイントがあるという。
    こういうのは、例が分かりやすく、豊富なのが嬉しい。
    この点では満足できる一冊だ。

  • 語彙力とは語彙の数だけではなく質も大事だという観点から、様々な言葉について研究し書かれていてわかりやすかったです。
    ところどころにあるワークの問題が意外と難しいです。単純に見えるのですが、全問正解はできないことが多かったです。
    ワークは日本語を分解するなどしてよく考えることも必要で問題集の『論理エンジン』のワークに通ずるものがあるかなと思いました。

  • 日本語は生き物、とつくづく思う。 語彙の豊かな人がうらやましい。もっと読書して、趣味も増やして脳内整理して語彙力を鍛えたい。第三章の尊敬語と謙譲語はやはり大人になっても難しい。話し言葉と書き言葉の違いに留意して仕事に役立てようと思った。この本に直接関係はないけど『出身地鑑定』、やってみました!当たりました。

  • 通訳学校の英日の先生に勧められ、入門科の時は読みかけてそのままになっていたものの、その後進級し8ヶ月ぶりに先生に再会して意を決して移動中に読んだ。
    一見当たり前に感じられる、明らかに間違っている日本語も、意外と違和感すら覚えず使っていたことに気づかされる。
    本書は主に書き言葉に焦点を当てているとのことだが、通訳という特性上、本書の「相手の立場に立って言葉を選ぶ」という視点の重要性を再認識した。

  • やりかたといのではなく、意識改革てきな内容。気づき。脳内の辞書カテゴリーを整理。C0281

  • ボキャブラリー不足を本気でなんとかしたい人は必読。
    ものすごくいろんな角度で、語彙の質と量を高める方法が書かれてます。
    私のメール講座のほうが易しいので、まずはそっちからぜひ(笑)。

  • 語彙・ことばというものを、客観的に考えたいと思い手にした1冊。
    語彙についての基礎知識を確認した後、語彙の量を増やすために(1)類義語を考える、(2)対義語を考える、(3)上位語と下位語を考える、(4)語種を考える、(5)文字種を考える、(6)書き言葉を考える、(7)専門語を考える、(8)方言を考える、(9)新語と古語を考える、(10)実物を考える、(11)語構成を考えるの11点。語彙の質を高めるために、(1)誤用を回避する、(2)重複と不足を解消する、(3)連語の相性に注意する、(4)語感のズレを調整する、(5)語を適切に置き換える、(6)語の社会性を考慮する、(7)多義語のあいまいさを管理する、(8)異なる立場を想定する、(9)語の感性を研ぎ澄ませる、(10)相手の気持ちに配慮する、(11)心に届く言葉を選択するの11点を解説する。
    実際に、言葉をうまく使えるようになるには、読んだことを頭に入れて、繰り返し言葉の使い方を確認していくしかないのだな。

  • 【目次】
    はじめに 言葉が思考を規定する [003-007]
    目次 [008-016]

    第一章 語彙についての基礎知識 017
    (一) 語彙について考える 018
    語彙とは何か――意味のネットワークでつながる語のリスト
    語とは何か――内容語と機能語、語彙力と文法力
    語の三角形――語形、意味、対象
    (二) 理解語彙と使用語彙 024
    表現と理解
    理解語彙――聞いたり読んだりしたときに理解できる語
    使用語彙――話したり書いたりするときに使える語

    第二章 語彙の「量」を増やす 035
    (一) 類義語を考える 039
    自分の言葉に満足できないとき
    使っている言葉がしっくりしないとき
    検索で探す言葉が見つからないとき
    (二) 対義語を考える 045
    対義語と類義語はきょうだい
    対義語で語彙のネットワークを意識する
    対義語でもとの語の意味理解を深める
    対義語で言葉と世界への感性を磨く
    (三) 上位語と下位語を考える 052
    語彙のタテ方向のネットワーク
    提瞼による遠近感の調整
    じつは複雑な上位語・下位語
    (四) 語種を考える 057
    和語・漢語・外来語とその周辺
    語種への意識で語彙が増える
    語種別の長所・短所と勘どころ
    (五) 文字種を考える 063
    平仮名・片仮名・漢字の使い分け
    漢字の長所
    漢字の弱点
    (六) 書き言葉を考える 071
    話し言葉と書き言葉の対応
    話し言葉になりやすい漢語副詞
    話し言葉・書き言葉と接続助詞・接続詞
    (七) 専門語を考える 077
    学術専門語
    ビジネス専門語
    趣味の専門語
    (八) 方言を考える 085
    南関東の方言
    関西と関東の方言差
    米国の方言
    (九) 新語と古語を考える 092
    置き換わる新語
    次々に生まれる新語
    雅語の魅力
    文語調の言葉
    (十) 実物を考える 104
    語彙を知ることは世界を知ること
    個室にこもって考えよう
    身体の内側に目を向けよう
    (十一) 語構成を考える 110
    形態素とは何か――意味の最小単位
    形態素の使い分け――「人」「者」「民」
    形態素の造語力

    第三章 語彙の「質」を高める 123
    (一) 誤用を回避する 128
    留学生と子どもに学ぶ
    アナウンサーも間違える
    言い間違いと書き間違い
    類似表現の混同
    (二) 重複と不足を解消する 137
    重複表現――表現の力を信頼せよ
    過度の省略表現
    略語の問題
    (三) 連語の相性に注意する 147
    連語のパターン
    大人の組み合わせ
    ちぐはぐな組み合わせ
    (四) 語感のズレを調整する 159
    文脈との相性
    語感と違和感
    (五) 語を適切に置き換える 168
    ぼかす置き換え
    明確化する置き換え
    ブランド戦略としての置き換え
    (六) 語の社会性を考慮する 177
    言葉と文化――背景がわからないと理解できない表現
    有標と無標
    (七) 多義語のあいまいさを管理する 185
    多義語の広がり
    多義語を知る方法
    多義語が多い外来語・固有名詞
    書き手は多義語に気づきにくい
    (八) 異なる立場を想定する 198
    人によって語の意味は変わる
    語の意味をプラスに変える
    透けて見える本音
    他者を傷つける言葉
    (九) 語の感性を研ぎ澄ませる 210
    比喩――斬新な見立てによる表現効果
    ネーミング――名前で損をしたり、得をしたり
    オノマトペ――生の感覚を言葉にする
    (十) 相手の気持ちに配慮する 222
    敬語の使い方
    上から目線の敬語
    態熱無礼な敬語
    (十一) 心に届く言葉を選択する 232
    対立候補を並立する
    逵巡を言葉にする

    あとがき(二〇一六年四月 SDG 石黒... 続きを読む

  • 類義語、対義語は兄弟
    上位語と下位語
    語種 和語、漢語、外来語でセットに考える
    文字種 ひらがな、カタカナ、漢字
    書き言葉と話し言葉
    専門語を考える 大人語の謎
    方言
    新語と古語
    実物を考える
    語構成を考える

    類似表現の混同に注意
    語の重複、不足に注意
    連語の相性
    語の置き換え ぼかす
    立場によって意味は変わる
    ヤマを張る、は勝負する
    オノマトペ

  • 難しい本だけど価値あり

  • 言葉を正確に使える力は、言葉を使って表現をする時に必須の能力だ。でも、言葉を正確に使えるからといって、魅力的な文章を書けるわけではないのも、また興味深いことだな。

    語彙を増やすには努力あるのみ。

    文字だけのコミュニケーションでは、自分の言葉を受け取る相手への想像力を失いがちで、過激な表現へとエスカレートしてしまう傾向がある、という指摘にハッとした。私も気を付けないと。

    出身地鑑定!!方言チャート http://ssl.japanknowledge.jp/hougen/hougen100plus/index.php
    東京都全体が武蔵だったのか。

    少納言
    http://www.kotonoha.gr.jp/shonagon/

    web国語教室
    http://www.taishukan.co.jp/kokugo/webkoku/

  • ・語彙力=語彙の量(豊富な語彙知識)×語彙の質(精度の高い語彙運用)と定義し、語彙の量の増やし方と質の高め方を解説。
    ・語彙の量は一定数(5万語程度)までは不可欠あるが、それ以上は量より質を高めた方が効率的。
    ・語彙の質は、相手の心に届くかどうかという定規で測られるので、偉そうな言葉も凝った言葉も必要なく、普通の地味な言葉で十分である。そのコツは、文脈にあった等身大の言葉選びをすることに尽きる。
    ・類義語を探すときの武器は類語辞典。
    ・語種は日本古来の固有語である和語、中国から伝来した漢語、外来語に分けられる。和語は身近な内容で、耳で聞いて意味が分かる、内容を易しく示せる一方で、抽象的な内容を表すのが不得手であり、話し言葉向き。漢語は抽象的な内容で、目で見て意味が分かる、厳密な意味をあらわせる一方で、耳で聞いた時に意味が分かりにくく、書き言葉向き。外来語は新しい内容で、海外の最新の概念を手軽に取り込める一方で、目で見たときに意味が分かりにくい。
    ・「了解しました」は多少失礼に響くため、「承知しました」「かしこまりました」がおすすめ。
    ・「結構です」というのは「問題ない」という評価を含むため上から目線になる。「同意します」「異存ありません」が適切。
    ・「ご」は、相手が行為者の場合でも、自分が行為者の場合でも使える語と、相手の行為には使えるが自分の行為には使えない語もあるので、注意が必要。自分たちの中だけで行為が完結する場合はつけにくい。

  •  語彙よりも、何かを伝える時の考え方を重視しているような気がする。
     考え方として違和感はないが、タイトルと中身が一致していない気がする。語彙を増やすという点においては、これを読んでやってみようと思ったことは少ない。

  • <目次>
    はじめに
    第1章  語彙についての基礎知識
     (1)語彙について考える
     (2)理解語彙と使用語彙
    第2章  語彙の「量」を増やす
     (1)類義語を考える
     (2)対義語を考える
     (3)上位語と下位語を考える
     (4)語種を考える
     (5)文字種を考える
     (6)書き言葉を考える
     (7)専門語を考える
     (8)方言を考える
     (9)新語と古語を考える
     (10)実物を考える
     (11)語構成を考える
    第3章  語彙の「質」を高める
     (1)誤用を回避する
     (2)重複と不足を解消する
     (3)連語の相性に注意する
     (4)語感のズレを調整する
     (5)語を適切に置き換える
     (6)語の社会性を考慮する
     (7)多義語のあいまいさを管理する
     (8)異なる立場を想定する
     (9)語の感性を研ぎ澄ませる
     (10)相手の気持ちに配慮する
     (11)心に届く言葉を選択する

    <内容>
    まさにタイトル通りの本。斎藤孝の「語彙力」の本もあるが、こちらは本格的でかつ分かりやすい。随分と例題もあり、解いてみると自分の「語彙」の劣化に気づかされた。本を読み、言葉に注意し、また使ってみないといけない。そういう意味で観察とコミュニケーションはとても大切だ。

  • 請求記号:814/Ish
    資料ID:50083134
    配架場所:図書館1階東館 め・く~る

  • 学生の語彙力のなさに愕然とすることが多い。
    学生の語彙力を鍛えるにはどうすれば良いのか。
    そんな問題意識から、本書を読んだ。

    語彙力=知識(語彙の量)×知恵(運用力)

    この方程式は、数的処理にも通じる。
    基本的な解法を頭に入れることと、その解法を運用すること、その両方が必要だ。

    語彙力とは、この知識と知恵の両方を指すが、この力を磨くには読書が一番なのだろう。
    しかし、筆者はそれをほとんど言わずに、11個ずつのアプローチで、語彙力の磨き方を提示する。

    その他、ことばに関して、様々に考えさせられるところもあり、発見もあり、なかなか良い本。
    学生に必要なところを抽出し、私なりのことばに置き換えるには、再読が必要だろう。


  •  語彙力とは語彙の量×語彙の質で決まる。思考の幅は語彙力に支えられているが、ただ数を増やす一方では実用性がなくなる。精度の高い運用力も必要だ。言葉の形を意識させずに内容がすっと頭に入ってくる言葉選びを目指したい。

    第一章 語彙とは
    ・語彙は意味のネットワークでつながる語のリスト。
    「内容語(語彙)と機能語(文法)」、「理解語彙と使用語彙」、「語形と意味の結びつき」

    第二章 語彙の量を増やす
    ⅰ)語彙の網の目①類義語(適切な表現を探す)②対義語(意味の広がりを意識し、記憶の定着を図る)③上下語
    ⅱ)文字への感度④語種(和語=身近で、耳から意味が入りやすい。漢語=厳密で、文字から意味が入りやすい。外来語=新奇で手軽)⑤文字種
    ⅲ)文体の活用⑥話し言葉と書き言葉 ⑦日常語と専門語⑧標準語と方言⑨新語と古語(雅語、文語調)
    ⅳ)経験の活用⑩実物
    ⅴ)語の成り立ち⑪語構成

    第三章 語彙の質を高める
    ⅰ)語の正確さ①誤用を回避②重複と不足を解消③連語の相性
    ⅱ)語のニュアンス④語感のズレを調整⑤適切に置き換える⑥社会性を考慮する
    ⅲ)語の意味の幅⑦多義語のあいまいさ⑧異なる立場を想定
    ⅳ)語の感覚的側面⑨感性を研ぎ澄ませる⑩相手の気持ちに配慮⑪心に届く言葉


    ・言葉の網をからませることなく、体系的に理解するための考え方を身につける。
    ・言葉の精度は特に意識する。

  • 言葉が思考を規定する、より質の良い思考をするために語彙=量×質を鍛えましょうという内容。量、質について考慮すべき点が網羅的に記載されている。内容が難しいため、読んだその場では納得できても、書く、話すに活かすのは容易ではなさそうです。

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