- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334039509
感想・レビュー・書評
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がん細胞は正常細胞の3~8倍のブドウ糖を取り込む。癌になるとやせる原因。
がん細胞はEPAが苦手。
ブドウ糖は全身に100~300g。
皮下脂肪がしっかり確保されていれば、糖新生には抑制がかかる。
総摂取カロリーの25%減でサーチュイン遺伝子が目覚める
胎児のケトン体値は高い。
アルブミン3.5以上、とCRP0.5以下。
悪液質の評価に使う。
飽和脂肪酸はがん細胞の分裂増殖を促す。
オメガ3不飽和脂肪酸EPAとDHA。がんの炎症反法を抑える。EPAは1日4g。ほぼすべての魚にある。亜麻仁油。
飽和脂肪酸は、長鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、短鎖脂肪酸にわかれる。長鎖脂肪酸がよくない。中鎖脂肪酸はケトン体に変換される。MCTオイル(中鎖脂肪酸100%)。
食物繊維を取る。ジューサーではなくミキサー。
セミケトジェニック(80g以下)、ケトジェニック(40g以下)、スパーケトジェニック(20g以下)。
100gあたり糖質10g未満であればOK食材。
脂肪と非脂肪(糖質タンパク質)の重量比をケトン比。
1:1から1.4:1まで。
イミダゾールペプチド。すぐに再合成されるので疲労回復に素早い効果がある。
タンパク質は、1日体重1キロあたり1.2g~2g。
MCTを取りやすくする。MCTドリンク。MCTオイルとプロテインと無調整豆乳。
糖質の少ない主食。
糖質0g麺。紀文食品。ソイドル、大豆全粒粉ピタパン、ふすまパン、ブランパン。SARAYAのへるしごはん、マンナンヒカリ。マンナンヒカリ1.5本とへるしごはん0.5合で炊く。
サラダ菜は糖質が少ない。
薬剤耐性=薬剤が効かなくなる現象。これを逆手に取る方法=糖分と一緒に取る。
糖質耐性=スタチン製剤で対抗。
デトックスを兼ねた定期的なプチ断食と運動。
足湯で深部体温を高める。ふくらはぎから足先まで。
水素水 抗がん剤対策
筋力トレーニングで長寿遺伝子スイッチをオンにする詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
弟がガンになって図書館で見かけて偶然読んだ一冊です。
良くある怪しげでエビデンスも一面的な物しか扱っていない本が多いジャンルですが、これは様々な視点から書かれた科学的な本です。
ガン治療がなぜ難しく、世界中の製薬会社のテーマとなっているのかも良くわかりました。
怪しげな療法で効果がある理由や背景も想像ができました。
国の医療費低減にもつながる可能性を秘めた素晴らしい内容と思いました。
厚生労働省や医療関係者、製薬会社(臨床開発の試験計画に含めるなど)に是非読んでもらいたいです。 -
自分もがん患者の一人として緩んだ食生活との決別を後押ししてくれる一冊となった。アマニ油などできることからひとつつずつ試していく。
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ガン細胞の栄養源(ブドウ糖)を断つ。理屈では分かるが、現実はかなり大変、だけど八方塞りの人には朗報。
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ケトン体の新しい有用性を知れたことなデカい。
難しい内容を分かりやすく教えてくれていて、今の自分に凄く合った内容でした。
・インスリンを使わな過ぎると、働き場を失ったすい臓のランゲルハンス島β細胞膜 が機能を低下させてしまい、なんかしらの拍子で糖質が大量に入って来た時にインスリンを必要量だせなくなり、大量のブドウ糖が血中に流れ込むと言う危険がある。
・糖新生はカロリーを使って分解されるのに対してブドウ糖はカロリーに依存せずエネルギーになる。
・ケトン食を1年以上継続した癲癇の子供が死亡したケースが報告された。
よって長期的な極端な糖質制限は危険を伴う。
・コーヒーの成分の中にポリフェノールの一種で、苦みや渋みの成分であるクロロゲン酸が含まれている。
このクロロゲン酸は抗酸化作用が強く、糖新生を抑える働きがある。
それに肝臓に脂肪が溜まる脂肪肝の予防効果に優れている。
このクロロゲン酸を効率よく摂取するためには粗挽きより細挽きのコーヒーが有効。
・ふすまパンの栄養
糖質が少ない。
食物繊維が多い。
タンパク質が多い。
カルシウム、マグネシウム、亜鉛などのミネラルも豊富。
・ケトン体にはガン細胞の増殖を抑えるだけではなく、乳酸を排除する働きもある。
・一度ケトン体エンジンに切り替わっていると、1日炭水化物を入れてもすぐに糖質制限食に変えればケトン体エンジンに切り替わりやすい。 -
タイトルどおりの内容なのですが、治験数があまり多くないのが残念。
あと、がんを患って治療を色々と考えてみえる方であれば、医師が中心となって医療チームとして行うべき治療法であり、代替医療系には注意すべきと思う。