アート×テクノロジーの時代 社会を変革するクリエイティブ・ビジネス (光文社新書)

  • 79人登録
  • 3.38評価
    • (0)
    • (4)
    • (3)
    • (1)
    • (0)
  • 4レビュー
著者 : 宮津大輔
  • 光文社 (2017年6月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334039943

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
菅付雅信
リンダ グラット...
松村 真宏
トマ・ピケティ
ジャレド・ダイア...
クリス・アンダー...
ベン・ホロウィッ...
有効な右矢印 無効な右矢印

アート×テクノロジーの時代 社会を変革するクリエイティブ・ビジネス (光文社新書)の感想・レビュー・書評

  • 最先端技術と独自のアイデアを融合させたアートに注目を集めている。代表的なチームラボ、タクラム、ライゾマティクス、ザ・ユージーンの活動を中心に現状をまとめている。豊富な写真と脚注が良い。‬

  • 日本独自の伝統的な価値観と最先端技術を融合させて作品を創る「最先端テクノロジー・アート創造企業」(18ページ)が世界中で注目されているという。たとえばチームラボ、タクラム、ライゾマティクス、ザ・ユージーンといった企業だ。では彼らはいったいどのような作品を作っているのだろう?そして、そのような創作を可能にしているのはどういった組織体制なのだろう?本書ではこれらが詳しく紹介されている。

    本書のタイトルからも分かるように、本書で取り上げる「新世代の日本企業」が創作する作品は広い意味でのアートである。広い意味でと言ったのは、本書に登場するアート作品は普通の感覚からするとアートっぽくないからだ。たとえば絵画や彫刻がアート作品に含まれるのには異存がないとして、動画作品はどうだろう?特に15-30秒といった短い時間のCMはアートなのか?あるいはアトラクションなんてどうか?普通の感覚ではこれらはアートではないだろう。なぜなら、我々は知らず知らずのうちにアート=ファイン・アート(純粋芸術)と思い込んでしまっていて、コマーシャル・アート(商業広告)はアートとは別物だという意識があるからだ。

    本書で紹介する企業は、こういった常識をものともせずにアート作品を創作しているという共通点を持つ。あるいはファイン・アートとコマーシャルアートの区別を曖昧にしてきたと言えるのかも知れない。そしてもう一つの重要な共通点は組織でアート作品を創作していることである。著者によれば「個人ではなく企業でアート作品を創作する」ことは、日本の美術史を振り返ってみると、実は「極めて自然な流れ」だったという(204ページ)。そして、この点こそが「最先端テクノロジー・アート創造企業」が成立するための鍵なのだという(191ページ)。

    チームラボによる個展のコンセプトの中には「アートとテクノロジーの境界線が曖昧となっていく。」(68ページ)という文言があるが、この一文は本書全体に流れているコンセプトをも上手く言い表しているように思える。著者はIT企業に勤務するかたわらで現代アートを20年間にわかってコレクションしてきた。本書がとても読み応えあるものとなっているのは、著者が持つこのような背景によるところが大きいだろう。

    ところで本書では、紹介された作品(映像など)へすぐにアクセスできるようにQRコードが印刷されている。アート関連の本を読んでいると、本文中で言及されている作品が気になって、その都度インターネットで検索することが多い。QRコードがあればその手間が(少し)省けるのでなかなか便利だ。

全4件中 1 - 4件を表示

アート×テクノロジーの時代 社会を変革するクリエイティブ・ビジネス (光文社新書)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

アート×テクノロジーの時代 社会を変革するクリエイティブ・ビジネス (光文社新書)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

アート×テクノロジーの時代 社会を変革するクリエイティブ・ビジネス (光文社新書)を本棚に「積読」で登録しているひと

アート×テクノロジーの時代 社会を変革するクリエイティブ・ビジネス (光文社新書)はこんな本です

ツイートする