「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす (光文社新書)

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著者 : 佐光紀子
  • 光文社 (2017年11月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334043230

「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす (光文社新書)の感想・レビュー・書評

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  • 書いてある内容の正しさについては、星5つ。
    それのアピール力については、星1つ。

    他レビューでもあったように、女性はみんな「あるある!」と言いっぱなしで読むだろう。だが、とりとめがない上に生硬な筆致で、自分にとって「不都合な真実」を事実として書いてあるだけの本を、ただでさえ蝶よ花よと育てられて内省ゼロの男性陣が、みずから進んで読むだろうか。「これ読んで、絶対!!!」と妻に猛プッシュされてしぶしぶ手に取ったところで、お定まりの「女ごときに痛いところを突かれた口惜しさ」から居丈高になり、「ふん、なんだこんな本」となるのが関の山ではなかろうか。
    (現に某密林にも、「俺は男だが家事をやっている! 日本の男はみんな家事丸投げと決めつけるなんて偏見だ!」という誰に向かってですか的なマウンティングに逆ギレをトッピングした声や、「外国は外国、日本は日本。これが(女性を虐待酷使することが?)日本の美しい伝統です」といった反応ばかりがあふれていた)

    どうせ男は内省などしないし、まともに家事を担うこともありえないのだ。ならば徹底して女性向きに、「日本の家事はこおおおおんなに大変!」という事実提示→世界基準を示して、「これくらい『手抜き』しちゃって全然オッケー!」&日本の現実に得した家事合理化tipsの公開→「それでも、貴女たちは頑張っている。よくやっている。誰にも褒めてもらえないニッポンのおかあさんをいま、全力で褒めよう!!!」というグランドフィナーレ…と、こんな構成にでもしたほうがよかった。読者ははるかにカタルシスが得られ、「おトク感」もあり、満足度が高まっただろう。

    2017/11/29〜11/30読了

  • 年配女性がよりキビシイ。

  • 題名が気になって図書館で注文するのは待ちきれなかったのでめずらしく買って読んだ。

    まあ、なんと変わらない女性の生き方。
    自分も含めて。
    「良い母」「良い妻」にならなければと思うし、綺麗な部屋にいると幸せを感じてしまう。

    でも、こういう本が出て、少しずつでも意識が変わってほしいと思う。
    断捨離したい物No.1が「夫」というのは、寂しい現状だと思うけれど。

  • タイトルを見たときは、単なるエッセーかと思っていた。
    しかし、読んでみると参考文献が多く、学術的観点がある点で、他の家事本とは一線を画す。
    一つ一つの主張に、出典による裏付けがあり説得力がある。
    流行のミニマリズムに対して、現実的な観点から批判もしている。

  • (221ページ)家の基本的な要素として(中略)
    ・安全だと感じられること
    ・避難所であること
    ・暖をとったり調理をしたりするための火があること
    ・眠るためのプライバシーが確保されていること

    華美にならず、かといってストイック過ぎず、自分だけにとって快適な空間とせず、フラッと訪れたお客さんに一日くらい泊まってもらえるような家がよいのかな。

  • 家事育児など家庭内のジェンダーによる役割は、「イクメン」なんて言葉がある限り解決しないのだこの国では。
    女性はため息と共に読み終わり、こんな本こそ世の男性に読んで欲しいけど、読んだところで悲しいかな恐らく理解はしないだろう。
    連ドラ「コウノドリ」で「俺も手伝うよ」と言った父親に「何言ってんだ、お前の子だろ」と言い放つ産科医。この一言に全てが凝縮されている。

    父親本人の意識が変わってもそれをフォローする環境や周囲の理解、一番手強い身内の意識を変えていかない限り、ニッポンのお母さんは世界で一番大変な役割を背負ったままひたすら頑張るしかないのだ。働いて保育園の送り迎えに弁当に日々の食事に家事に加えて身綺麗にして「キラキラ輝いて」いることを求められる存在なのだ。お母さん本人が一番がんじがらめになり頑張ってしまうしかないのかも知れない。

  • 平成も終わろうとしているこの時期に、こういうことを本にして主張しなくては、まだまだ意識が浸透していないということか・・・我が家が25年も前から実践して、私にとっては当たり前のことだらけ。
    作者が「日本だとこうだよね」と書いていることも、そうか?と思うところがたびたびあり。本当は面倒だと思いながらも罪悪感から従うべしと思ってしまう慣習など。私自身はとっくに罪悪感もなく合理的に捨て去ってきたのだけど、まだまだみなさん後生大事に抱えているのかしらん。また学校関係の下りは、「日本は」というより、「私の子どもが通った学校は」なんだろうな。子どもの宿題や持ち物忘れで、小学校から電話がかかってきたことなんてなかったし。
    そして、日本では一般的に「こうあれ」と思われている・思わされていることが、それが母親からの見えない圧力で抗えない部分もあるというのにはなるほど、と。私にはそういうお小言を言う母親がもういない分だけ、その呪縛からは解き放たれているのかも。

  • 東2法経図・開架 B1/10/917/K

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