- Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334043230
感想・レビュー・書評
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翻訳家であり、ナチュラルクリーニングの提唱者でもある著者が、日本の家事労働のあり方や戦後70年以上経った今でも変わらない女性の社会的立場について、2016年に上智大学大学院での論文執筆にあたっての調査や海外の人脈との交流から得た情報を元に書いた一石を投じる意見書。
著者は凄い女性だと感服する。様々なデータから今につながる状況を導き出す。
戦前の日本では、「女性は人間以下だった」という本の最後に出てくる一文は衝撃的(もちろん根拠がある)。
どんなに時代が進んでも、日本に於ける女性の立場が向上しないのは、やはり教育に根本原因があるのだと思う。また、政治、国家公務員など、国を動かす機関に占める女性の割合が一向に増えないことが、教育にもたらす影響も大きいだろう。
若い女性や男性には大げさでしょう、と思われるかもしれない。しかし、ここに書かれている事象を体験してきた年齢の女性には大きな共感と失った年月への悔やみを伴う内容だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
家事をし過ぎないコツとして、朝ごはんは手抜きで、晩御飯も一汁一菜でを記録。また夫との家事分担に、誰が細かい家事分担をするか担当割り振り表の作成が参考になる。
また、玄関側にコートや仕事カバンなど外用のものを置くことも気づいた-
日本は家事をし過ぎという事実を海外との比較データで客観的に示していて、納得がいく。手抜きのコツは書いてないけど、比較対象の日本以外の国を真似...日本は家事をし過ぎという事実を海外との比較データで客観的に示していて、納得がいく。手抜きのコツは書いてないけど、比較対象の日本以外の国を真似ればよいのかな?って感じ。例えば朝ごはんは手抜きするとか、晩御飯も一汁一菜とか。特に夫との家事分担に(細かい家事分担)担当割り振り表の作成が参考になる。
また、玄関側にコートや仕事カバンなど外用のものを置くこと、家具や物を買いすぎないことも大事かな。
昔の人は朝ごはんの後の茶碗に沢庵と湯をかけて食べ、拭いたらそのまま食器棚に戻してたんだね。楽じゃんそれということで、明日ら茶漬けを朝ごはんにしてみます。2019/09/15
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年末の大掃除の下りが個人的に刺さった。
日本にも気軽に寄れる屋台がその辺にあったらなあ~。その辺は国柄によるだろうけど。 -
家事ができる能力=女性の人間力、みたいな考えって本当に日本で根付いてると思うし、主婦は自分にプレッシャーを与えがちな気がする。
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共感!共感!共感!!
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全くその通りだと思う。