- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334043612
感想・レビュー・書評
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年齢・職歴問わず人事になったら1度は読んでほしい本
人事の業務をもっと意識高くやれるようになりたいし、働き方改革のための変革を受け入れてくれる職場で学びたいなと思わされた1冊。
働き方改革は「残業を減らしてみんなで働かないキャンペーン」なのでしょうか?
それではただでさえ低い日本の労働生産性がさらに下がるだけですよね?
また、在宅勤務者は家でサボっているのでしょうか?
逆に出勤したらサボっていないのでしょうか?
・残業や出勤せずとも今まで以上の成果を出す
・残業や出勤に使っていた時間を、地域や家族、自己研鑽のために使う
このような仕事の仕方、時間の使い方に変えていく、そのための「働き方改革」なのです。
今まで満員電車で大汗をかきながら通勤してきた上司や管理職世代がこのことを認識しないと年功序列型の企業は、このことを理解した運営の会社に優秀な人材を取られることになると思われます。
本書では人事は
・20年前のやり方を頑なに踏襲しがち
・大手企業で取り組んでいないからと新制度を導入しない
など紹介されますが思い当たる節がありませんか?
わたしはあります。
人事評価制度の形骸化これもあります。
資料や目標を作るのが本当に負担ですよね
など人事あるある(?)も満載でわたしは大変興味深くよむことができました。
●最後に
「残業の9割はいらない」という刺激的なタイトルですが、他のかたのレビューにもありますが具体的な減らし方について論じている本ではありません。
また9割というのもあとがきで「ちょっと言い過ぎ」感を著者自身が醸し出しているので残業の減らすための仕事のハウツー本ではないのでその点を期待しないように注意。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルから想像する残業削減対策などの本ではなく働き方改革に関する著作です。あとがきに著者のあふれる想いがつづられており、実はあとがきから読んだほうが良い本かもしれません。
経営層はもとより中間管理職が持つ価値観が非常に大きなポイントの一つであると著者は語っており、現在その位置にある自分自身はキチンと出来ているだろうかと自問自答してしまいます。 -
スマート!
さすが、コンサルタント経験者でヤフー常務。
働き方改革は成果主義と表裏一体。働き方改革は残業抑制とイコールではない。
・夕方6時に仕事を終えて帰る人よりも仕事が遅くて夜中まで仕事をしている人の方が給料が高いのはおかしい。
・頑張っていることは評価に値しない。
・ルールに従ったためにこうなったんだから自分は責任を取らないでは許されない。
・労働生産性の向上は狙うものではない。
・制度は常に変えていくもの。
・自分に課せられたミッションは何か。
・相手にとっての鏡になる。
・これから必要になる学びは今必要なスキルを一気に学ぶこと。
・自分と向き合い、価値観を持って正直に生きることが大切。 -
業務効率化のような話ではなく、人事制度や如何に社員のモチベーションを上げるか、パフォーマンスを引き出すか?という観点で書かれている。
当社独特なのかもしれないが、人事は人のことを評価するという仕事柄、煙たがられる印象を受けてしまうのだが、やはり人財や採用はも重要だよなぁと理解
ワークスの牧野社長も人財が全てと言って新卒採用でもインターンや採用パスなど凄く力を入れられていた印象
人事戦略というとリストラくらいしか思い浮かばないのだが、色々あることは学びになった -
記録用
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残業時間は抑制しなければならないが
安直な成果主義は逆に崩壊を招く。
成果でなく貢献で評価してしまっていないか?
社会がプレイングマネジャーが多すぎる構造は見ることが難しい。
目的は、
・企業として勝つため
・社員が幸せになるため
ジョブディスクリプションを定めて
職務内容、目標・目的、責任の権限の範囲、ポジションの有する社内外の関係先、必要とされる知識・経験・技術・学歴・資格などを克明に表記する。
企業は人事力を磨き、
人事戦略=経営戦略という認識を持つ -
自分も同じ考えです。周りに話をしてもなかなか通じないから自分がとてつもなくおかしいのでは?と思っていました。ちょっとだけ自信が持てました。
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タイトルと中身は不一致だし、論点もバラバラ
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人事関連の仕事につく人にはとても◎
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同業ということもあり人事畑の方の書いた本へはどうしても斜に構えて読んでしまうのですが。本書に書かれている組織で起こりがちな問題や解決へのアプローチはとても地に足が着いたものと感じられました。関心のある方に素直にお勧めできます。いろいろな書物が中で紹介されていますが、そちらの本も読んでみたくなるように紹介されていました。ぜひ読んでみたいと思います。