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- Amazon.co.jp ・本 (169ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334051914
感想・レビュー・書評
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死の向こうになにがあるのか?
キリスト教では天国て地獄 仏教では極楽と地獄
では仏教以前のあの世はどう考えられていたのか?
アイヌの人たちは、どうであるか?
そんなことについて、たくさんの例や取材記録も織り交ぜながら、分かりやすくかかれています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本人の死生観について、縄文時代の葬儀や土偶にまつわる話から、神道と仏教の役割などを通して説明されている。
日本人の死後観にはもともと天国や地獄はない。亡くなった人は、やがてまた生まれてくる。この世とさかさまになるあの世で不自由しないように、この世の最後の葬式のときに、ものごとをさかさまにしてあげるというしきたりなど、ああ、そういうことだったのかと興味深い内容が多い。
新書サイズなので、情報がサラっと解説されているだけの印象はある。 -
「近代哲学は死の概念を欠いている」と著者は言う。日本には中国とも韓国とも異なる死の概念があり、それを縄文の遺跡や現在もわずかに残る風習の中に見る。死んだ人の霊、というと、なぜか胡散臭く感じるが、しかしながら近代科学の底の浅さでは到底検証しきれない日本人の世界観というものは今も残っている。
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