方舟は冬の国へ (カッパノベルス)

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著者 : 西澤保彦
  • 光文社 (2004年8月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334075743

方舟は冬の国へ (カッパノベルス)の感想・レビュー・書評

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  • 2016.12.11読了 図書館
    擬似家族 夏休み 別荘

  • 再就職先がなかなか決まらない和人が依頼された仕事は、ある別荘にこもって擬似家族を演じることだった。
    初対面の女性と少女と共に、家族として別荘で滞在を始めると不思議な現象が次々と起きる。3人は次第に愛を深めていくが、この仕事の裏には壮大な計画が隠されていた。

    家族を題材にしたヒューマンドラマでもあり、日常の謎を扱うミステリでもあり、また途中からはSFに寄せたアプローチがあるという、いろんな面が混在した不思議な感触の物語でした。
    いろんな要素が詰まっているのにちぐはぐさは無く、絶妙なバランスを保っていて、全てうまく同居しています。

    そういった構成なので物語の着地点が見えてこず、結末まで予想不可能。
    最後まで心地よい緊張感の中、魅せられました。

    切なく優しい余韻を残すお話でした。

  • 壮大すぎて笑ってしまう。

  • 何故初めて会った3人が見知らぬ家族のふりをしなければならないのか。しかも其処は別荘で監視カメラも盗聴器もあるという。理由が気になって気になって仕方ありませんでした。しかし、途中からその謎よりも、夫らしく妻らしくふるまう二人の近づき方、お互いの夜語りの方に興味が移りました。ミステリーというよりファンタジーのような本です。私は好きです。

  •  表紙に偽りあり。何処が「長編本格推理」なんだよ。帯には「鮮烈にして不可思議な、家族をめぐるミステリー」だと。
     うん、「ミステリ」ではないな。「ミステリー」だ。少なくとも本格じゃねぇ。
     いや、これはこれで面白かったんだけど、読み終わって何処がミステリだったんだ、と。
     見ず知らずの男女と少女がある別荘で一月ほど家族の振りをして過ごす、という仕事。その間、未来予知してしまったり、思っただけで会話が出来たりと、不思議なことが起こるんだけど、それには裏があって。こんなストーリィ。
     西澤らしいエセサイエンス臭さ。これね、もうファンタジィだよ。サイエンスファンタジィ。他の作品と違ってその設定の中でうまく論理を通して謎解きをしているものではない。
     ただなぁ、ところどころに挟んである研究所(?)のところ。その辺り、理解してません。弱い気がするんだなぁ。どうしてあの老婆がそこまで悩んでいたのか分からないし。孫娘の望みじゃん。
     人間ドラマを読ませる話。まあ、ミステリじゃなければそれが普通なんだけど。
     家族ものが好きな人にはお勧め。
     ラストはすごく好みです。

    04.09.10

  • 西澤さんの特殊設定モノではあるのですが、特殊設定のミステリというわけではなく、単なるSFあるいはファンタジーです。ミステリとして読まなくても、自分はなんだか読んでいて居心地が悪かったです。普段の西澤さんぽい毒気がなかったからかも。

  • カバーイラスト・本文イラスト / 駒田 寿郎
    カバーデザイン / 祖父江 慎+柳谷 志有(cozfish)
    初出 / 『小説宝石』2002年5月号・8月号・11月号、2003年5月号・9月号・12月号、2004年3月号。

  • これに「本格推理」というレーベルをつけてしまうのはどうかなあ……。確かに謎はいっぱいあるし、それなりの解決もあるし、ミステリといえないこともないけれど、「本格」ではないかなあ。少々SF要素入りのファンタジックミステリ、といった印象。
    本編を読むと分かるタイトルの意味。良いなあこれ。妙に感動させられてしまう。このタイトルが気になった人は、ぜひとも読みましょう!

  • 不可思議な感覚に囚われる。
    偽物の家族を演じる設定に、流れる雰囲気、どれもかなり心地良かったです。

  • 読後の良さ、これだけでも★五つ。
    さらっと読書するのに、最適。ミステリファンじゃなくても、安心してオススメできます。
    でもちゃんとミステリを読んだ気分にもなれるし、なんかほっとして元気にもなれる。
    これはリアル本棚に入れておきたい作品。

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