ZOKU (カッパノベルス)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 422
感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334075859

感想・レビュー・書評

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  • 表紙が素敵。当然ながら内容も最高。笑える。

  • <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334075851/yorimichikan-22" target="_blank"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4334075851.09._SCMZZZZZZZ_.jpg" class="booklog-imgsrc" style="border:0px; width:100px"></a>
    <br clear="left">
     <b>正体不明、目的不可解。
     彼らはなぜ、「微妙な迷惑」にエネルギーを注ぐのか!?

     犯罪未満の壮大な悪戯を目的とする非営利団体<ZOKU>と、
     彼らの悪行を阻止しようとする科学技術禁欲研究所<TAI>。
     その秘密機知は真っ黒なジェット機と真っ白な機関車!
     平穏な日常の裏側では、やられた者が気づかないほどささやかな
     迷惑行為をめぐって、悪と正義(?)の暗闘が、今日も続いていた!</b>
                                   (帯より)


    黒古葉善蔵率いるZOKU(Zionist Organization of Karma Underground)と
    木曽川大安率いるTAI(Technological Abstinence Institute)の闘いの物語である。
    悪役がZOKU、正義の味方役がTAIである。
    ZOKUは、大臣宅にだけ大音量のバイクの暴走音を聞かせたり、女子行の授業中に一斉に携帯のバイブをブルブルさせたり、畑のさつま芋をすべて半分にして芋判にして埋めなおしたり、映画の真っ最中に笑うタイミングでないところで笑い声を響かせたり、という犯罪にはならないが人々を落ち着かなくさせる事件をあちこちで起こし、それをTAIが追うのである。
    なんだか漫画チックなのである。ドタバタ漫画がそのまま文章になっていると言ってもいいかもしれない。登場人物のキャラクターも、それぞれが典型的なキャラのエッセンスを抽出したようにわかりやすいところも漫画っぽい。
    だが、それ故にそこはかとなく哀れを誘われもするのである。

  • ノリよくて可愛い。
    微妙なとこの嫌がらせ、ってやることせこい癖に名前仰々しいのね。

  • 森博嗣氏が好きな私でさえも、何これ?って思ってしまう本です。すべてがFのころの森氏はいずこへ?売れるからって赤川次郎のように軽い小説ばかり書くようになってますからね・・・
    「悪の組織」と「悪戯の組織」をかけて巧いこと思いついたなんて言わないことを願って・・・

  • とにかくバカバカしくって明るくって良い。
    ほんとうに何がしたいわけ!?

  • 表紙がかわいかったので買ってみた。
    ここの新書はなんか装丁がどれもかわいいので集めたい☆

    それにしてもこの人の作るキャラクターはどうにもオタク臭が・・・

  • 馬鹿馬鹿しさ満点です。本当に、「何がしたかったの?」って感じです。

  • 本当に「なにがしたいわけ?」です。ギリギリ平和、でもそれはまったく危険ではない。微妙であることが絶妙。凄い。

  • 映画館での場違いな笑い声。
    特定の家に突然聞こえるバイクの暴走音。
    授業中にいっせいに鳴り響く携帯の着信バイブ。
    一体ダレがそんなことを?
    それはもちろん犯罪未満の壮大ないたずらを目的とする非営利集団『ZOKU』の仕業。
    いたずらのためなら多大な出費もいとわずにみんなにちょっとした困惑を与えるこのお騒がせ集団に対抗すべく組織されたのが、TAI(科学技術禁欲研究所)。
    いたずらを巡り対立するZOKUとTAIの馬鹿らしくて真面目な戦いが密かな笑いを誘う新感覚コメディ!!

  • 文庫化。持ってるのに表紙欲しさで買ってしまった・・・

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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