魔軍襲来 ―アルスラーン戦記(11) (カッパ・ノベルス)

著者 :
  • 光文社
3.56
  • (54)
  • (97)
  • (167)
  • (14)
  • (2)
本棚登録 : 909
感想 : 71
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334076191

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • だいぶスピード感がなくなってきたなあ
    の割にボダンはサラッと退場しましたが

    いよいよ
    蛇王の眷族たちが軍勢として攻めてきました

  • バケモンが沢山でてきたぁー。それに連れてキャラも増えて、誰が誰かごっちゃになって来た。パーティも分かれて色んなとこに色んな人がいて、着いてくの大変。
    一部の方が好きだったなぁ。
    でも、読むのやめられないのは面白いから。

  • エステル再登場!
    少女とごついおっさんの主従も、大変よいと思います(ひどい感想)

  • 魔軍襲来とのタイトルが示すとおり、周辺諸国との攻防に対して、これまでサイドストーリー的に展開してきたザッハークとの戦いの比重が圧倒的に増えている。

    前者については、一つがギスカールがマルヤムで支配圏を確立したのに対しルシタニアから本国帰還の陳情団が向かうが、それがエステル。願い虚しく、ギスカールの陰謀によって、ボダン殺害の汚名を着せられたエステル一行は東への逃避行を迫られる。次巻ではアルスラーンと合流するのだろうか。

    また、ミスルに至ったヒルメスはクシャーフル客将軍と名乗り、ナバタイ国から兵士を徴用してミスル乗っ取りを画策。そこに、東ナバタイ国から後宮に入るべく送られた孔雀姫ことフィトナに出会う。二人は協力して国を乗っ取ることで一致。ホサイン王に気に入られたフィトナは早速王を垂らしこんでヒルメスをナバタイ国境の総督に任命させる。

    魔軍の方は、ファランギースの修道院の話の続きと、北方偵察に行ったジムサが魔族の司令官となったイルテリシュに再会し、辛くも逃げて王都に報告。最後に、ナルサスの指示でデマヴァント山に2000の兵を率いて行ったクバード一行は、魔軍の謀略によって地下に閉じ込められ、多くの魔軍と戦いながら地上に這い出してペシャワールに戻る。ペシャワールに戻って休息し、体制を整えようとする時、魔族の大軍がペシャワールに西から迫るところで本巻終了。

    引き続き魔族との戦いよりも人間界の方の話の方が圧倒的に面白いが、こちらもあちらも生身の人間が様々に考え、感じながら行動しているところなのだろう。この流れだと、次巻は魔族との戦いに人間界の動きが絡む形で進んで行くことになるだろう。ペシャワールが舞台になったことで、シンドゥラやテュルクとの絡みも期待。

  • 2005年発行、光文社のカッパ・ノベルス。ヒルメスの通常政治部分と、パルスのファンタジー部分に完全に分離している。前の巻の(角川文庫版)の解説のようにそれが素晴らしいと言う人もいるだろうが、私には若干苦痛に感じる。どちらも非常に面白いしのだが、なんかどちらかがいらない部分に感じてしまうのだが。

  • かなり面白くなってきた・・・魔軍相手にどうするんや・・・

  • [墨田区図書館]

    なんと懐かしい!
    図書館で銀英伝の特集コーナーを見つけ、久しぶりに懐かしいと思い読もうと思ったが、、、、"黎明伝"などよくわからない副題?副シリーズ?にどの順に読めばいいのかがよく分からず調べてから読み直そうと断念。

    でもそのきっかけで、昔懐かし小中時代に読み漁った田中芳樹シリーズのうち、まずはアルスラーン戦記から読み直そうと読み始めてみた。

    このシリーズは昔読んだ「角川文庫」シリーズと異なる、光文社発刊による「カッパ・ノベルス」シリーズで、既刊の10巻を2巻づつまとめたもの。とりあえず昔のワクワク感を味わいたくて何も考えずに第一部の終わる8巻あたりまで読み進んだが、11巻から2巻編成でなくなるらしい。

    なので実際に11巻から手にしたのは山田章博さんによる「光文社文庫」シリーズだったが、本来の天野喜孝さんとは異なるものの、まだ丹野忍さんによる「カッパ・ノベルス」シリーズの方が自分の感じていた世界観に近いので、こちらも読了として載せておこう。

  • 20210216 再々読了
    覚書
    第一章 マルヤムの暗雲
    第二章 夜が明けて闇は濃く
    第三章 悪霊どもの宴
    第四章 孔雀姫(ターヴ―ス)
    第五章 魔軍襲来

    新刊が出るたびに前巻から読み直していたシリーズ。
    どこまで読んだっけ?でこの本を読むのは3度目。
    で、まだ○○○○が生きてて吃驚した11巻(汗)

  • たぶん、ここから初めて読むエリア。
    でも、読んだ気もする。まあ、新鮮な気持ちで面白く読めた。

    今回はアルスラーンがいない所で物語が動いてて、登場人物も増えてきた。やっぱり群像劇はこうなってくると面白い。

    そして、タイトル通り、いよいよ魔軍襲来が始まった。ここからが本番といった感じか。

  • [評価]
    ★★★★☆ 星4つ

    [感想]
    遂にボダンが死んだ。僅かに数ページの記述だけど、これまでのボダンの行為を考えると自業自得という言葉が浮かんだね。しかし、マルヤムにエステルが表れるとは思わなかった。ルシタニアはだいぶ荒れてしまっているようだが再登場したことには少し安心したよ。
    パルスは国内のあちことで陰謀が蠢いているようでだいぶきな臭いことになってきた。腕輪を持った3人の娘たちも気になるがミスルのヒルメスも着々と力を蓄えている。
    後半の洞窟での魔物との戦いは手に汗握るものだった。そしてペシャワール城塞での戦いはどうなることやら。

全71件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田中芳樹の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×