今宵、バーで謎解きを (カッパ・ノベルス)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 185
感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334076948

感想・レビュー・書評

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  • 桜川東子シリーズ第三弾。ギリシャ神話に馴染みがあるからか、「浦島太郎の真相」
    よりは微妙な感じが少なかった。
    マンネリだし、それを楽しむ小説ということは分かっているけれど、なんだか、トリックに意外性が少なく感じたのは否めない。
    もちろん、犯人の意外性というのはあると思う。個人的には「トロイアの贈り物」「ヘラクレスの棺」については、犯人の意外性は良かったと思うけれど、事件の背景が細切れ過ぎて(雑談に邪魔されて?)イメージしにくいというのはあった。でもこの小説、雑談無くしたら、成立しなくなるようにも思えるし…。思い出話の雑談はともかく、マスターの東子さんへの絡みを少なくした方がいいんじゃないか。
    取り上げられているギリシャ神話も有名だけれど、しっかりとは覚えていないという話が多くて、面白かった。誰でも知っているかのようで、詳細は知らない、みたいなところを突いていたように感じた。
    次作も期待。

  • 笑えました^^

    内容はどうってことない安楽椅子探偵モノなんだけど
    マスターのキャラが私的にツボ
    是非仲間にいれてもらいたいです。

    ワインとチーズのうんちくも、昔懐かしい話題も
    (ちょっと私より年代が上だけど)程よく楽しめます。
    東野さんの名作の犯人をぽろっとツッコミにいれちゃうところも
    にくいなぁ~

    さらっと軽く読めてよかったです。

  • 今回はギリシャ神話をテーマにしたミステリ短編集。軽くさくっと読めます。謎解き以外には、ややレトロな昭和の思い出話?も楽しめたり。世代の合う人は懐かしいだろうなあ。
    お気に入りは「アリアドネの糸」と「メデューサの呪い」。神話との絡みもあって面白かったです。

  • ワインの話→昭和の話→事件の話→ギリシャ神話。最後に東子さんがワインをのむ。ですね。

  • 新聞の書評で見てなんとなくよさ気だったので手にとってみた作品。

    文章は軽快でテンポよくサクサク読めるし、クスっとくるところを楽しむ感じですかね。
    ぶっちゃけ、ミステリーとして捉えるとムムムッってなっちゃうかも。とりあえず、チーズについてのウンチクが一番良かったかな(ぇ

  • 2015.4.16

  • 桜川東子シリーズ第3弾。

    第3弾ということを知らずに読んでしまった。

    モチーフはギリシャ神話。

    収録作品:ゼウスの末裔たち アリアドネの糸 トロイアの贈り物 ヘラクレスの棺 メデューサの呪い スピンクスの問い パンドラの真実

  • 物語と現実がリンク。

  • 推理の内容はともかくとして。
    とにかくワインが飲みたくなるミステリ。
    ちょっと珍しいワインとチーズ。そして謎解き。
    こんなバーがあったらいいな。

    まっ
    ちょっとギリシア神話に結びつけるのは強引な感じだっだけど
    するすると読みやすかったです。

  • 朝日新聞の書評欄で紹介されていたので興味を持ち、読んでみた。
    ゆったり、まったりとした雰囲気の中でのピリリと光る推理が気持ちいい。ヤクドシトリオのたわいのない会話がくだらなすぎて笑える。と言うか本の1/3くらいを昔の話に費やしてないか・・・ギリシャ神話を引き合いに出している割に、つながりが薄かったのが残念。
    なんとなく続き物かな?と感じたら、すでにシリーズとしていくつか出ていることを後で知る。今度は前作も読んでみたいと思った。

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著者プロフィール

鯨統一郎
一九九八年、『邪馬台国はどこですか?』でデビュー。大胆な歴史解釈から、日本の常識を覆す独自の作品が話題を呼ぶ。以来、歴史だけではなく幅広い題材を用いて、次々と推理小説を発表している。著書に「喫茶〈ひとつぶの涙〉事件簿」シリーズ、「ハウスワーク代行・亜美の日記」シリーズ、「女子大生桜川東子の推理」シリーズ、「歴女美人探偵アルキメデス」シリーズ、『タイムメール』『女子大生つぐみと古事記の謎』『作家で十年いきのびる方法』など多数。

「2022年 『カルトからの大脱出』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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