- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334077136
感想・レビュー・書評
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今であればライトノベルに分類されるのかな、
第1作は1978年、今作で第49作、、うーん、長い。
いつもながらに軽いノリで、物語の展開もご都合主義ですが、
そんな中でも、世相の本質を突くのも、相変わらずで。
石原さんと猪瀬さん皮肉った内容といえば内容ですかね。
参議院選を前にしての出版、そこに志向性はあるか否か、なんて。
なんのかんのと、このシリーズだけは、変わらずに本棚に並んでいます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
三毛猫ホームズ、今回もまた即読み終わった。
深い推理でもないし、展開は速いし
でも、いいんだよね。赤川次郎・・!! -
図書館
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2015年5月7日
カバー・イラスト/永田力
本文イラストレーション/江原利子
カバー・デザイン/泉沢光雄 -
このシリーズは私の癒しです!
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三毛猫シリーズ49作目。
今回の事件は、片山刑事も、晴美も、とても辛い経験だったろうなと、思う。
でも、その経験が、辛いと表現されているのは一瞬。
あとは、忘れてしまったかのように書かれているこもに、なんとなく違和感を感じたが。。 -
晴美が待ち合わせをしていた高校時代の友人・堺紀美江が何者かに殺害された。
一方、紀美江と面識のあった沖野のぞみは、ゴミ捨て場に捨てられていた一億円を手にする。
それから1年後。のぞみはその金を元手に起業し、本人の予想以上の成功をおさめていた。そんなのぞみに、事情を知るらしき人物から、脅迫電話がかかってくる。
久々の三毛猫シリーズです。
いい意味でも悪い意味でも赤川次郎氏の作品だなぁと実感。
分かっていて読んでいるので、悪いと言ってはいけないのかもしれませんが(苦笑)。
頼りないだけだったはずの片山刑事がかなりたくましくなってるような気もしました。 -
“「はい」
と、真美はコックリ肯いて、「背だけじゃなくて、胸も大きくなったんだけど、片山さん気が付かない?」
「そんな……。ジロジロ見てやしないよ」
「何なら触ってみる?」
片山は咳払いして、
「大人をからかっちゃいけないよ」
「お兄さん、赤くなってるわよ」
「お前まで何だ」
と、片山は晴美をにらんだ。
ホームズが足下で「ニャオ」と鳴き、真美はしゃがみ込んで、
「ホームズ!よく来てくれたわね!私の命の恩人!いえ、恩猫ね!」
と、抱き上げて頬ずりした。
ホームズはいささか迷惑そうな顔をしていたが……。”[P.84]
49巻目。
無関係だと思っていた人が繋がって行くのが楽しい。
“「何があったのか、分かりませんけど」
と、片山は首を振って、「ただ、ここから成川さんの死の真相が知れるかもしれませんからね」
「そこまで考えてらっしゃるのね」
「いや、溺れる者はわらをもつかむ、ですからね。これが何かの手掛りにつながればと……。でも、文乃さん。殺されたのは間違いなく御主人だったんでしょう?別人だったとすれば、御主人にそっくりな双子の兄弟でもいない限り、あり得ないですよ」
「そうですよね」
と、文乃は肯いて、「主人には双子の弟がいました」
片山は手にした珈琲カップを、危うく取り落とすところだった……。”[P.162] -
シリーズ49作目。
安心して読める。