戦旗不倒 アルスラーン戦記15 (カッパノベルス)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 93
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334077303

感想・レビュー・書評

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  • タイタニアの四巻あたりから思っていたことなんですけど、作品の完結を焦ってる感をすごくかんじてしまう。そのせいで作品の内容が雑になっている気がしてしかたないです、、

  • さあラス前!
    そうかヒルメスの与えられたのはこの役割か!というね
    全編通しての匂わせが凄かった!
    でもやっぱり涙せずにわいられなかった!

    果たしてどんな結末になるのか?
    やっぱあれか?あれなのか?

  •  皆殺しの田中、と読者から呼ばれているらしい作者。
    今回も、やってくれたな!という感じ。
    思わず読後、うめいてしまった。

     四方八方敵だらけで、この世のものではないやつもいて、あと1冊で終われるのか疑問に思う。
    そしてかのお人の最終決戦前の退場に、物語の行く末も不安になってきた。
    ラストは、主要メンバーも大々的に一掃されてしまいそうな予感。

     シリーズ途中からずっと思ってたんだけど、蛇王って要らなかったんじゃないかなぁ・・・。
    人間同士の駆け引きと国盗りものでも、十分面白かったと思う。人間の命の煌めきや儚さが、魔物系の登場で台無しになってしまっているような気がしてしようがない。
    アルスラーンvsヒルメスを核にして、もう少し各シーンを丁寧に描いてほしかった。

     あれこれ思うことが溢れて止まらないけれど、まだ終わっていない。
    続きが一日も早く読めますようにー。

  • あーうん…。マジで?えー?マジかーー…。マジかーーー…。うそ。マジかーー…。を延々繰り返す読了間近。知ってたんだ、田中大魔神だし、どうせ皆殺し大魔神なんだろ…。でもさー読者を裏切っての大円団期待した私がバカだったよ(笑)うん、知ってたんだよ…。知ってたけどこの強めのパンチには耐えられない…。パンチどころか斧か刀か銃か的な強力展開に耐えられない…。
    なんつーか…劣化…。同じこと繰り返さないでおくれよとか、ヤンの悲劇(笑)様式美にのっとり過ぎて作者が「皆殺し期待してますよ」的な世論を間違ってくみ取ったんじゃねーのかな?とか。
    あー、うん、最終的にはこの巻は焚書にして無かったことにならないかなーとか(笑)
    燃やせ!燃やしてまえ!!記憶から抹消じゃ!!!くらい、ダメージ受けたのでしばらくあれだね。何回も読み返しておく☆

  • 読了。って、急展開すぎんだろ!怒涛の畳み掛け、まぁ、終わらせるにはこんぐらい必要なのかね。だいたいラスボスとパルス国とのギャップがリアルじゃないから、こんな違和感有るんだろうな。あ、面白かったです。

  • ネタバレしたくないので、感想だけ。著者の二つ名は健在。ただ今回の展開は最初から必然だった気がする。それでも涙が出た。周辺諸国の策動、蛇王の猛攻と混沌を深める本作。いよいよクライマックスに向けて期待が高まる。願わくば間を置かず刊行してほしい。
    あらすじ(背表紙より)
    ヒルメスを追放しミスル国を掌握したテュニプは。孔雀姫フィトナを押し立ててパルス侵攻をもくろむ。その陰には、パルス人の商人・ラヴァンの暗躍があった。一方、マルヤム国に辿り着したヒルメスは、国王ギスカールと再会する。二人はふたたび手を結ぶのか!?チュルク国では魔軍を率いる魔将軍イルテリシュが、パルス蹂躙の機を待つ。そしてついに、蛇王ザッハークが完全復活を遂げる!?四方を難敵に包囲されたアルスラーンの運命は!?クライマックス迫る!!超絶ヒロイック・ファンタジー小説、慟哭の書下ろし最新作、第15弾!

  • 「タイタニア」ほど酷くはないけど、やっぱりもう
    彼の作品に文章の楽しさは求めてはいけないのかな。

    編集者や校正さんが仕事していないのか、
    仕事が追っつかない程に元の原稿が酷いのか…。

    せめて、無駄な時間の巻き戻しや空間の移動をもう少し
    整理するだけでも、違和感を感じるシーンが減るだろうになぁ。

    メルレインの台詞は良かった。辛いけど。

  • 散々死亡フラグたててたからある程度覚悟はしていたけど、それでも自分はまさかここで!というタイミングと因縁だったので、悲しいけどよくぞやってくれたとも思ったことも事実…
    前巻の事故みたいな殺しかたよりはよっぽど納得した。

    まぁ全体的な筆の衰えは否めないけど、これで最終巻への覚悟はできた、期待して待ってる!

  • 腕の良い作者も書かないと筆も鈍るのか、あるいは編集者の力がないのか。
    筆力は感じるが、以前の角川から出ていた頃の面白さが減っているように感じられた。
    いろんなところや登場人物に話が飛んでいるためか、各場面のイメージが浮かんでこず、またここでこの人が出てくるのは無理がある(ちょっと前まで居た場所からここまでは距離があるぞ)シーンがあったり、細かいところで校正がなされていないようなところがあった。

  • フラグのたちかた半端じゃない。でもひとがつくる歴史の一端て、こういうこと。全てを見渡せる全知全能の存在なんてないし、人の時間は限られてるし、いくつもの偶然が重なったりもして、歴史が紡がれていく。

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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