- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334704469
感想・レビュー・書評
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ミスキャサリンって、正真正銘の外国人探偵だったのか。そのように呼ばれる日本人探偵だと思っていた。山村美沙は作者が悪目立ちしていて、作品を敬遠していた。このレベルのトリックが楽しめるなら、追いかけてみたい。
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メインの「二重密室」は盲点を突いた面白いアイデアだと思いますが、密室にする過程で犯人が限定されてしまいますし、密室にした理由がイマイチ納得のいくものではありませんでした。
キャンピング・カーのアリバイトリックも良く出来ていると思いますが、必然性がありません。
推理する醍醐味はありますが、ストーリーに不満が残る作品でした。 -
ブクログで、密室もの、横溝正史さんの本陣殺人事件を凌ぐ作品とあり、初めて著者の本を手にしました。
華美な感情表現や描写が少なく、テキパキ話が進む展開、読み進み易かったです。
密室トリックは、読み終えてみれば、ああ、まさに女性的だなと(笑)。過去、男性作家の描く密室は、ある意味理想を持って描かれているのでは?言い過ぎかもしれませんが、本巻は対極にある密室ものでは?(結婚されている方なら思い当たるでしょう、女性って凄く現実的)
フーダニットのところが気になりました。もしかして独白は不要では? -
ドラマしかみたことなかったけど、原作の方が断然おもしろい。やっぱり上手いんだなあ。
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密室トリックと車の消失トリックは確かに独創的かも。必然性が弱いけど(ここまでややこしいことするか?)。
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副大統領の一人娘と、外相の甥っ子のミステリー。
2時間ドラマでは両方日本人でしたが、本ではアメリカ人と日本人。
大人の事情が、ドラマには透けて見える気がします(笑)
読み終わって凄いと感じたのは、内容ではなくて
華道の裏事情(?)というか、金儲けシステム?
多分茶道でも何にでも通じるものがあるとは思いますが
確かに、これは何もしなくても左うちわで暮らせます。
凄い世界だと、改めて感心しました。
肝心の事件の方はと言えば…確かに! と納得。
日本人の視点からでは、その細工は無理です。
すごいトリック考えるものだ、と。 -
時間があれば。
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ミステリー長編。
キャサリンシリーズ第一弾。
アメリカ副大統領の娘が京都にやってきた。目的は華道を習うため。そのために外交官の甥が彼女のエスコート役をすることに。そこで巻き起こる殺人事件。その真相を明らかにするため、この二人が奔走する・・・!!
ふ〜ん。って感じかな?可もなく不可もなく。でも次読みたいとは思わないかも。なんといってもすべてがサスペンス劇場みたいなストーリー展開。動機なんかも愛憎渦巻く・・・って感じだし、犯人が青酸カリなどの薬物を手に入れた経緯は不明だし、最終的に犯人は自ら犯行をべら×2話し出すし・・・。
こういうのはミステリーとしてもイマイチだし、ストーリーも昼ドラみたいだし、中途半端な感じかも。私はあんまり好きくなかったです。残念。