泉への招待: 真の慰めを求めて (光文社文庫 み 1-3)

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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334706326

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  • 23(59)三浦綾子「泉への招待-真の慰めを求めて」光文社文庫 2023/8/2エッセイ
     著者が1970年代から80年代の初めに書いた随筆集。彼女と夫・三浦光世さんの敬虔で信仰的な姿に当方の姿勢を改めて反省させられる点が多い。いろいろなキリスト教信仰者との出会いの逸話が豊富であり、私自身も関係が深かった伊藤栄一牧師も2度ほど祈りと感謝の人として登場し、その姿が思い出され、懐かしかった。その他、榎本保郎牧師、水野源三氏、星野富弘氏、野村伊都子氏らの重い障害を抱えた人たちの紹介が励まし。
    「繰り返し祈ることにより、神が私たちに何を求めておられるかが次第にわかり、自分を吟味することであり、神に何をすべきかを問い続けること」(P159)との言葉は実に奥が深い。

著者プロフィール

1922年4月、北海道旭川市生まれ。1959年、三浦光世と結婚。1964年、朝日新聞の1000万円懸賞小説に『氷点』で入選し作家活動に入る。その後も『塩狩峠』『道ありき』『泥流地帯』『母』『銃口』など数多くの小説、エッセイ等を発表した。1998年、旭川市に三浦綾子記念文学館が開館。1999年10月、逝去。

「2023年 『横書き・総ルビ 氷点(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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